野菜の貯蔵のポイント1「温度」
2019.04.19
ポイント(1)「温度」
- 野菜の種類によって最適貯蔵条件は異なる(表1)。
- 「だいこん」や「はくさい」は、凍らない程度の低温がよいが、イモ類は低温に遭うと障害を受ける。
- 「さつまいも」の表面が黒くなるのは貯蔵中の低温障害が要因と思われる。
- 「だいこん」や「ねぎ」など、貯蔵場所として土の中に埋める方法もあるが、室内で凍らず、しかも温度もあまり上がらないところを選び、ポリ袋や発泡スチロールの箱を利用して貯蔵することもできる。
- 「さつまいも」は、台所の片隅など15℃前後の温度が確保できるところで貯蔵する。
- 表1 野菜の最適貯蔵条件と飛騨における貯蔵の開始晩限期
品目名 | 貯蔵温度(℃) | 貯蔵湿度(%) | 貯蔵限界(目安) | 越冬貯蔵の開始晩限期 |
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さつまいも | 13~15 | 85~95 | 4~7月 | 10月上旬 |
かぼちゃ | 12~15 | 50~70 | 2~3月 | |
さといも | 7~10 | 85~90 | 4月 | 10月下旬 |
じゃがいも | 4~8 | 95~98 | 5~10月 | |
だいこん | 0~1 | 95~100 | 4月 | 11月下旬~12月上旬 |
にんじん | 0 | 98~100 | 3~6月 | |
ねぎ | 0~2 | 95~100 | 2~3月 | |
はくさい | 0 | 95~100 | 2~3月 | |
たまねぎ | 0 | 65~70 | 1~8月 |
(野菜茶業研究所)