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トピックス

だいこん

品種

春まき 「おしん」、「若宮二号」(松島交配)
夏秋まき 「福味2号」(萎黄病抵抗性品種):8月下旬まき
「耐病総太り」:9月まき

発芽適温・生育適温

発芽適温 15~30℃(最低4℃、最高35℃)
生育適温 幼苗期 28℃
生育初期 24℃
生育後期 17~21℃
(23℃以上で、生育抑制、生理障害の発生)
(25℃以上で、生理障害、病害の多発)

作型

栽培上の注意点

春まき
  1. 抽苔しにくい品種を選ぶ。
  2. マルチ、トンネル、べた掛けなどをして、生育促進、抽苔回避をする。
  3. 初期生育が緩慢なので間引きはあわてず、株ができてから1本立ちにする。
  4. トンネルは、5月下旬頃取り外す。トンネル内が高温(25℃以上)になると生育を阻害するので、徐々に換気しながら、外温が最低10℃以上の頃、取り外す。
  5. トンネル内が乾燥すると生育が不良になるので、時に潅水するか雨水に当てる。
夏秋まき
  1. 播種適期幅は長く、8月下旬(生食用)~9月上中旬(漬物用)までの間に播種できる。
  2. 播種が早すぎるとアブラムシ類の被害や軟腐病が発生するので、高温下での播種には注意する。また、早まきするとス入りが出やすく、収穫適期幅も短くなる。
  3. 間引きは、初生皮層剥離期(播種後20前後、本葉5~6枚)までに行う。
  4. 夏秋まきは、時に大雨に遭遇することがあるので、排水をよくして湿害を回避する。

施肥設計

  1. 多肥する必要はないが、肥切れを起こすと、春まきでは抽苔を誘発したり根の肥大が低下する。また、辛味が強くなったりしやすい。
  2. だいこんの吸肥力は、初生皮層剥離期を境に高まるので、それまでに追肥しておく。
  • だいこん
  • kg/10m2
肥料名 基肥 追肥 備考
1回 2回
完熟堆肥 30~40 追肥
1回目:播種後15日
2回目:播種後25日
苦土石灰 1.0~1.5
IBS1号 0.8
硝加燐安333 0.6
NK808 0.2 0.2

病害虫防除

キスジノミハムシの成虫

  1. 連作したり高温期に早まきすると、土壌病害(萎黄病、軟腐病、黒腐病)の発生が多くなるので、上手な輪作体系を立てるとともに、早まきしない。
  2. 発芽直後に根を食害するキスジノミハムシ、葉を食害する害虫に注意し、早めに薬剤防除を行う。薬剤は、「フォース粒剤」の播種時、播き溝土壌混和が有効。
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