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2014年9月
 

稲作

(1)今年の夏の気象

今年の夏の気象は、気温が昨年とは打って変わって平年並みから平年より低く経過し、涼しい夏となりました(図1)。また、7月中旬から8月初めにかけては降水量が少なく、日照りが続きましたが、8月8日から曇雨天が続き、水稲の病害虫防除等の農作業は、思うように進みませんでした。

特に8月16、17日には記録的な集中豪雨となり、飛騨各地で川の増水や土砂崩れによりハウス倒壊やハウス内の栽培作物への浸水、水稲の冠水など、大きな被害をもたらしました。

被害に遭われました皆様には、お見舞い申し上げます。


(2)今年の稲の生育状況と病害虫の発生状況

今年の水稲の生育は、草丈・茎数ともに平年に比べ「短い・少ない」という傾向でしたが、目標茎数(穂数)は概ね確保されています(中山間農業研究所調べ)。出穂期は、平年に比べ1〜4日早まりました(表1)。

一方、8月に入って曇雨天が続き日照時間も短いことから、いもち病の発生が心配されましたが、気温が低く経過したことや田植え時の箱施薬の効果、出穂期前後の予防防除などにより、今のところ(8月28日現在)ごく一部での発生にとどまっています。7月17日には、県下に斑点米カメムシ類の注意報が発令されました。しかし、各地域ごとの一斉防除や共同防除、一斉草刈りなどが行われており、その効果が期待されます。


(3)早期落水の防止

あまり早い時期の落水は、米の品質低下につながるだけでなく、未熟粒を増加させるとともに、玄米中の窒素含有率を高め、食味を低下させます。

落水時期の目安は出穂後30日ですが、柔かい水田では、早目に落水して収穫作業に備えましょう。落水後に水田が乾きすぎる場合は走り水を入れましょう。

(4)適期収穫の励行

稲は早刈りすると青米が増加し未熟粒が多くなります。一方、刈り遅れると、玄米の光沢が低下するばかりでなく、胴割れ米が発生しやすくなります。

刈取り適期は品種によって異なります。また、同じ品種でも標高や田植え時期、水田土壌の栄養条件等により異なりますので、水田ごとに刈取り適期を見極めましょう。


(5)帯緑色モミ割合による刈取り適期の見極め方

刈取り適期は水田ごとに穂の登熟程度を確認して決めましょう。その方法は、水田の平均的な生育をしている所で5〜6本の穂をまとめて握り、「帯緑色モミ」の割合を観察して決める方法です。籾の基部に少しでも緑色部分のあるものは「帯緑色モミ」です(図3)。この「帯緑色モミ」の割合が10〜15%の時が刈取り適期です。

水田全体を眺めただけでは、止め葉や穂軸の色に惑わされるので注意が必要です(図3)。


(6)積算温度による刈取り適期の目安

出穂期(水田の4〜5割の穂が出た状態)以降の平均気温を積算し、その温度が900〜950℃となった頃が刈り取り適期の目安となります(表2)。積算気温が900〜950℃になるのは出穂期から35〜45日目頃になります。


●品種別刈取り適期の積算温度

「たかやまもち」「ひだほまれ」・・・900℃

「コシヒカリ」「ひとめぼれ」・・・・・950℃

以上の積算温度による刈取り適期はあくまでも目安です。そこで、刈取りは必ず穂の状態(帯緑色モミ割合)を確認してから行ってください。

相談コーナー

Q.8月8、9日頃から穂が出始めた「コシヒカリ」に、モミが茶褐色になった穂が見られます。隣の家の田んぼでは見られません。病気でしょうか?心配です。

A.いもち病等の病気ではありません。ご安心ください。8月10、11日に飛騨地方に接近した台風11号の強風で「穂ずれ」(モミずれ)をおこしたものと思われます。

台風時に高温の強風に吹かれると、稲穂が白くなって実の入らない「白穂」になることがありますが、「穂ずれ」をおこし、稲穂が褐変すると、その程度によっては不受精や登熟不良等の障害を受け、減収することもあります。

その時は、また改めてご相談ください。

 
(営農指導部)
 
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