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2014年6月
 

1、エルニーニョ現象で

北日本は冷夏の恐れ

気象庁は5月12日、今年の夏はエルニーニョ現象が発生し、秋にかけて続く可能性が高く、日本付近では太平洋高気圧の張り出しが弱くなり、北日本では冷夏の恐れが、関東?九州は平年並みの平均気温になるとの予測を発表しました。

(1)エルニーニョ現象とは

エルニーニョ現象とは、太平洋の南米ペルー沖の海面水温が平年に比べ高くなる現象です。ペルー沖の海面水温とインドネシア・フィリピン海域の海面水温はシーソーの関係にあり、ペルー沖の海面水温が上がればインドネシア・フィリピン海域の海面水温が下がります。

日本に夏の暑さをもたらすのは主に太平洋高気圧が日本列島を覆うからです。そのためには、インドネシア・フィリピン海域の海面水温が高いことが必要です。

しかし、エルニーニョ現象が発生すると、インドネシア・フィリピン海域の海面水温が低くなり、太平洋高気圧の勢力も弱くなります。

太平洋高気圧の勢力が弱いと、北日本ほど冷夏となり、その他の地域でも梅雨明けが遅く、低温・多雨・日照不足になる可能性があります。

飛騨地域の今後の天候に注意しましょう。

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(2)冷夏に備え、今の内から対策準備を

 

水稲の冷害には主に次の型があります。今後の気象情報を注視しながら、稲の生育状況や病害虫の発生状況を観察し、必要な対策(肥培管理)を早めにとりましょう。

  1. 「障害型冷害」

    幼穂伸長期の特に花粉ができる時期に低温(最低気温17℃以下)にあうと花粉が障害を受け、出穂しても受精せず不稔となること。 

    その対策としては、穂ばらみ期から開花期の終わりまでの深水管理です。特に「たかやまもち」、「ひだほまれ」は耐冷性が弱いので注意が必要です。

  2. 「いもち型冷害」

    低温、寡日照、多雨などの冷害気象下で、稲の軟弱生育と病害の発病好適要件が重なり、いもち病が多発して冷害よりもいもち病の被害が大きい場合。その対策としては、

    • ケイ酸質肥料を追肥し、稲体を固くする(「けい酸加里プレミア34」等)
    • 窒素肥料の過剰施用を避ける
    • 薬剤による適期防除の実施等が重要です。特に「コシヒカリ」、「あきたこまち」はいもち病に弱いので要注意です。また、低温の年は、イネドロオイムシの発生が多く、だらだらといつまでも発生するので注意が必要です。

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2、ニンジンの作り方

(1)品種「向陽2号」

「向陽2号」は、晩抽性と耐暑性にすぐれた春・夏作兼用の五寸にんじんです。この品種はニンジン臭さが少なく甘みのあるのが特徴です。

(2)播種期、収穫期(図2参照)

5月上旬より早く播種する時は、マルチやトンネルを利用して地温を高める。

(3)温度と発芽発芽適温:15?25℃発芽温度:8?30℃

(4)栽培上の注意点

  • 発芽不良に要注意

    ニンジン栽培で一番失敗しやすい原因は発芽不良です。ニンジンの種は、発芽に必要な水分の吸水力が弱いうえ、発芽適温(15?25℃)下であっても発芽までに8?10日間と長くかるため、土壌水分が不足して発芽不良になることが多いのです(表1参照)。

  • 播種後の土壌水分を維持・確保する
    • 雨上がりなど、土が湿っているときに種をまく。
    • 播種は条間20?30cmの2条まき、播種間隔は1?2cmとし、1cm程度の覆土をし、鎮圧する。
    • 晴天が続き土壌水分が少ない時は必ず潅水するとともに、モミガラやワラなどを上に被せる。
    • 夏期に播種する時は、潅水を十分にするとともに、覆土をやや厚めにする。

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  • ペレット種子は潅水を多めに

    近年、ニンジンの種をペレット加工したものが多く出回っています。

    ペレット種子とは、天然素材を主成分とする粉体を用い、種子を核として均一な球状に成形されたものです。不整形種子や偏平種子、花などの微細種子でも、ペレット加工することで、取り扱いや機械播種が容易となり、作業性の向上というメリットが生きます(タキイ種苗より)。

    ペレット種子は一度給水したあと乾燥すると、ペレットが硬くなり発芽できなくなるので、土壌水分が切れないよう注意が必要です。

    そのため、ペレット種子は裸種子より潅水を多めにします。

  • 間引きはあわてない間引きの上手、下手が作柄を決めます。
    • 発芽後、株相互間で競争をさせて生育を促進させるため、あわてて間引きをせず、株の小さいうちは隣の株と葉が触れ合う間隔を保つ。
    • 間引きは、1回目を本葉2?3枚頃に、2回目を本葉5?6枚の頃に行い、最終株間は10cm程度とする。
    • 生育の良すぎる株は、股ニンジンになっていることがあるので、間引き時に注意して間引く。
  • 施肥設計例

    表2を参照してください。

  • 施肥と中耕、土寄せ
    • ニンジンは初期生育が緩慢なため、基肥を確実に施し、初期より肥効を高めておく。
    • 追肥は間引きをした後に施す。間引きの後、畝の表面に追肥し軽く耕して株元に土寄せをする。
  • 病害虫防除

    キアゲハの幼虫やヨトウムシは捕殺する。

  • 収穫、貯蔵
    • 収穫が遅れると裂根(割れ)が多くなるので早めから収穫し、裂根する前に収穫する。
    • 秋に収穫したニンジンを貯蔵する時は、泥付きのまま土に埋める。
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(営農指導部)
 
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