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2014年5月
 

今年の桜の開花は、昨年より7日程度遅く、ほぼ平年並みの開花となりました。

春の高山祭り(4月14、15日)には桜の開花は見られませんでしたが、2日間とも好天に恵まれ、多くの人出がありました。一方、古川祭り(4月19、20日)も2日間とも好天に恵まれ、桜が開花し、花冷えする中を起し太鼓が街中を巡行しました。 ようやく飛騨にも春がやって来ました。

1、水稲除草剤の上手な使い方

(1)基本的な考え方

水田の除草体系は、前処理剤を使わずに『「代かき」+「田植え後の初中期一発剤」』が基本です。代かきから田植えまでの期間を3~5日間程度とし、代かきが早くなる場合は、田植え直前に仕上げの代かきをします。

(2)前処理剤の使用について

代かきから田植えまで7日間以上空く場合と水もちが悪く後発雑草が多い場合等は、「前処理剤」(「デルカット乳剤」、「サキドリEW」など)を田植え前に散布し、田植え後に「初中期一発剤」を体系処理します。(営農の手引き46、47ページ参照)

(3)散布時の注意事項と連用の注意

除草剤散布後、散布7日後までは落水・かけ流しをしないでください。

同じ除草剤を毎年連用すると、ある種の雑草が残るようになるので、同じ除草剤の使用は3年までとします。

(4)剤型に応じた水管理

  • 「1キロ粒剤」3~5cmの水深確保
  • 「フロアブル剤」 5cmの水深確保
  • 「ジャンボ剤」5~6cmの水深確保

「ジャンボ剤」は、散布時に水面に藻類や表層はく離の発生が多いと拡散が妨げられるので、藻類の発生の多い水田等では早めに散布しましょう。

(5)中後期除草剤の上手な使い方

初中期一発剤がうまく効かず、雑草が残ってしまった時に使うのが「中後期除草剤」です。中後期除草剤を使って、「よく効いたよ」という喜びの声を多く聞かれますが、中には「効かなかった」との残念な声も聞かれます。

中後期除草剤の成功・失敗の分かれ目は、処理時の水管理にあるようです。「サンパンチ1キロ粒剤」は深水で、「バサグラン粒剤」は落水状態で散布すると最も除草効果を発揮します。

それぞれの除草剤の散布時の適した水の状態が極端に違いますので、よく確認して使ってください。

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2、特定外来生物
  「オオハンゴンソウ」の防除試験

(1)背景

特定外来生物の「オオハンゴンソウ」や「オオキンケイギク」などが、飛騨管内全域でその生命力の強さから生息地域を拡大しており、生態系への悪影響が心配されるため、近年、各市村では地域住民とともに防除に取り組まれています。

そこでJAひだでは、関係機関の協力を得て「オオハンゴンソウ」の除草剤「ラウンドアップマックスロード」による防除試験を平成24、25年の2年間実施しました。

(2)「オオハンゴンソウ」とは

  1. 北米原産のキク科の植物で、高さは0.5~3mになる。路傍、荒地、畑地、湿原、河川敷などに生育し、寒さに強く、肥沃で湿ったところを好む。
  2. 明治中期に観賞用として日本に導入された。現在では野生化して全国に分布し、北海道、福島県、長野県、岐阜県の湿原などに大群落がみられる。(環境省のホームページより)
  3. 開花期は7~10月で、種と地下茎で繁殖する。地下茎から種の発芽を抑制するアレロパシー物質を分泌して、他の植物のみならず、自らの種子さえ近くに生えさせない特殊能力をもっている。

オオハンゴンソウ(下呂市提供)

(3)防除試験の概要

  1. 実施期間 平成24、25年
  2. 実施場所 清見町巣野俣地内
  3. 協力機関 高山市清見支所
                  全農岐阜
  4. 供試薬剤
    「ラウンドアップマックスロード」

(4)平成24年の試験結果

平成24年は、「ラウンドアップマックスロード」の50倍液・50l/10a散布で、「オオハンゴンソウ」の地上部はもちろんのこと、塊茎まで枯死させることを確認した。

(5)平成25年の試験概要

  1. 試験区の設定(1区面積8㎡)
    50倍区、75倍区、100倍区の3区
  2. 散布日:6月6日
  3. 散布日の天候:晴れ
  4. 散布時の草高:0.3~0.7m
  5. 散布液量:50l/10a

(6)試験の結果(7月11日調査)

  1. 50倍区は、地上部、塊茎ともに枯死した。(昨年と同結果)
  2. 75倍区は、塊茎が腐っており再生はほとんど無かった。
  3. 100倍区は、ある程度効果があると思われるが、塊茎が完全に枯死しておらず、わずかに再生が確認された。

散布当日(平成25年6月6日)の様子

(7)まとめ

以上の結果、「オオハンゴンソウ」に対し「ラウンドアップマックスロード」の50倍液・50l /10a散布で、地上部、塊茎ともに枯死することが確認されました。

また、75倍も50倍とほぼ同等の効果を示したことから、「オオハンゴンソウ」の繁茂状態に応じて、50倍液の10a当たり散布量を加減・調節することも可能と思われました。

(平成25年7月11日撮影)


 
(営農指導部)
 
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