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2014年4月
 

今月の「グリーン農~と」では、これから本格化する農作業を前に、過去に皆さんから寄せられた菜園相談室への質問をピックアップして掲載します。

ナスの青枯病について教えてください(萩原町/Yさん)

(1)被害の様子と診断

高温になると、日中に一部の葉が急に水分を失って青いままで急激に萎れ、最後には枯死します。被害株の地ぎわの茎を切断して水中に挿すと、切断面から乳白色の細菌汁液がにじみ出てくるのが見られると青枯病と判断出来ます。

(2)発生の原因と発生条件

青枯病は土壌伝染性の病気で、ナスのほか、トマト、ピーマン等のナス科の作物を犯す細菌病です。梅雨明け後の高温期に発生し、連作や排水不良、乾湿の差が大きい圃場で発病が多くなります。

(3)防ぎ方

  1. 接木苗栽培とする
     台木品種にも青枯病の耐病性の強弱がありますので、台木品種の確認をしましょう。接木苗は土壌病害を防ぐばかりでなく、自根苗に比べ樹勢が強くなるため、秋遅くまで収穫を楽しむことができます。
  2. 連作をしない
  3. 高畝にするなど排水を良くする
  4. 敷きワラ、敷き草をして地温を上げない
  5. 発病株に触れた手やハサミで、健全な株に触れない

大根が太くなり、切ってみたら中に空洞ができていて、茶色くなっていました。なぜでしょうか? (上宝町/Sさん)

大根の生育は、初めに根が伸長しその後に肥大していきます。この際に中心部に数㎜の隙間が発生しますが、その後の栽培環境によって肥大による隙間への穴埋めが十分に行われず、空洞になることがあります。

これは生育中の急激な栽培条件の変化で土中の水分・肥料のバランスが崩れることで起こる生理現象によるものです。特に肥大時に高温・低温・極端な乾湿により急激な生育や過度の停滞をすることにより発生します。また秋まきの場合は、早まきすると空洞ができやすくなります。

対策としては、栽培する圃場を出来る限り保水・排水・通気性を確保できる場所にする事と、根が伸長から肥大へと変化する(本葉5~7枚頃)時に適湿を保つことが重要です。気温の変動が激しい時や乾燥とまとまった雨が繰り返すような天候が安定しない時には発生しやすい傾向にあります。また。ホウ素が不足しても発生しやすいので、ホウ素入りの肥料やホーシャを施用するようにします。

「根こぶ」が出るようになりました。今までは苗を植える前に有機石灰を使っていました。普通の石灰のほうが良いのでしょうか…。 (高山市/Kさん)

「根こぶ病」は大変やっかいなアブラナ科野菜の病気です。根こぶ病は酸性で出やすいので、作付け前に石灰資材を施用して土壌の酸度を矯正します。しかし、お話のように石灰資材の種類で根こぶ病の発生に違いがあるとはあまり考えられません。それよりも、石灰資材の種類によって土壌の酸度矯正力に差があることが重要だと思います。

対策として、まず土壌の酸度矯正がどの程度されていたか、土壌のpHを測ってみてはどうでしょうか(詳しくは最寄りのJA営農センター等にご相談ください)。

根こぶ病対策は次の通りです。移植栽培の場合は、(5)もお試しください。

  1. アブラナ科野菜の連作を避ける
  2. 石灰資材で土壌酸度を矯正する
  3. 土壌水分が多いと多発するので畝を高くする
  4. 抵抗性品種を利用する
  5. 無病土を使い、ポット育苗したものを移植する
  6. 殺菌剤(ネビジン粉剤等)の使用

ジャガイモの表面が大なり小なりザラザラしています。種イモは毎年買っています。これは病気でしょうか?生理障害なのでしょうか? (高山市/Yさん)

(1)症状

 「粉状そうか病」という病気と思われます。イモの表面に淡褐色~赤褐色のやや隆起した斑点が出来ます。見た目が悪いため商品価値が落ちますが、食べるには問題ありません。

(2)発生

病原菌は土壌やイモの中に生存しています。アルカリ性土壌で発生が多く、この病気の病原菌は「放線菌」という菌の仲間で、「放線菌」は好気性菌で乾燥を好み、未熟堆肥を施すと菌密度が高まります。

イモの肥大期が低温・多雨であったり、乾燥が続いたあとに降雨があると発病が多くなるようです。

(3)予防対策

  • 健全な種イモを植える
  • 連作しない
  • 苦土石灰などpHを上げる肥料は過剰に施さない
  • 種イモを植え付ける時は未熟堆肥や有機質肥料をすき込まない
  • 種イモの植え付けは、土が適度に湿っているときに行う。特に、マルチ栽培では土壌が乾燥している時には植え付けない

ネズミの防ぎ方を教えてください。 (高山市/Dさん)

(1)野ネズミの防ぎ方

  1. 休耕地、畦畔等の雑草を刈り取り、除去又は焼却して生息に好適な環境をなくす
  2. イタチ、トビ、タカ、フクロウ、ヘビ等の天敵を保護する
  3. エサが少なくなる晩秋から初冬及び、繁殖が盛んになる前の早春に薬剤防除を行う。防除は可能な限り広域で行う

(2)薬剤防除のポイント

  1. 薬剤を投入する日の前日に、菜園及びその周辺の「そ穴」を踏み固め、翌日開いた穴に小袋のまま投入する。投入後、穴はふさいでおく
  2. 菜園の中ばかりでなく、その周辺に約2m間隔に点状に配置する

(3)薬剤使用上の注意事項

  1. 作業時は、直接手に触れないようゴム手袋を用いて取扱い、作業後及び直接身体に付着した時は石ケンでよく洗う
  2. ネズミは人間やタバコの臭いに敏感なので、必ず手袋を着用する

(4)薬剤を貯蔵する時

  1. 直射日光を避け、鍵のかかるなるべく低温で乾燥した場所に密閉して保管する
  2. 特に、危害防止から、子供の手の届かないところに厳重に保管する

(5)主な殺そ剤 クマソン


菜園相談室では、皆様からのご相談をお待ちしています!

異常気象が当たり前となり、鳥獣被害も増加している近年、予期せぬ被害やトラブルが増えてくると思います。そうした際は、ぜひJAの営農指導員、または各生産資材店舗職員までご相談ください。

また、こちらの菜園相談室でもご相談を受け付けています。どんな些細な疑問でも結構ですので、19ページの宛先まで、おハガキにてご相談ください。内容を吟味した上で、お電話か誌面にてご回答させていただきます。

春が訪れ、いよいよ農作業がスタートします!実り多き秋を迎えられるよう、組合員の皆様と一丸となって取り組みたいと思いますので、今年度もJAひだをよろしくお願い致します。

 
(営農指導部)
 
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