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2013年7月
 

稲 作

水稲の生育状況(6月14日現在)

今年の水稲の生育は、田植え後から現在まで、平年に比べ気温は高く、降水量は少なく、日照時間は多いことから、平年に比べ進んでいます。

中山間農業研究所(古川町)の6月14日の生育調査(5月17日植え)では、草丈は平年比92~99%と平年並み~やや短かいものの、茎数は平年に比べ14~49%多くなっています。

また、葉色は平年に比べやや濃く、葉齢は平年に比べ、1枚程度多い状態となっています(表1)。

中山間農業研究所のように、生育が進んでいる水田を多く見受けますが、今後の天候に注意しながら、水管理や適期・適量の穂肥、病害虫防除等に努めましょう。

カメムシ類対策は地域を挙げて

1、昨年のカメムシ類の被害

近年、「たかやまもち」だけでなく、「コシヒカリ」等の中生品種にもカメムシ類による斑点米が発生し、1等米比率が下がっています。平成24年産は前年に比べやや被害が少なくなったものの、まだ1等米比率は低い状態です(図1)。また、地域差もみられます。2等米への格下げ理由の約8割がカメムシ類による斑点米です。

2、玄米千粒の中に斑点米が2~3粒で2等米に格下げに

水稲うるち・もち玄米の農産物検査の規格基準では、斑点米(着色粒)の混入限度は表2のとおりです。丹精こめて作った米も、千粒中に2粒の斑点米があると2等米になってしまいます。

飛騨産米の品質向上のため、地域を挙げて、斑点米の原因となるカメムシ類の防除に取り組みましょう。

3、カメムシ類の防除対策

(1)耕種的防除

  1. 水田内にヒエやホタルイなどの雑草が多いと、カメムシ類を水田内に誘引するので、水田内の除草を徹底する。
  2. 畦畔や牧草地等の草刈りは、出穂10日前までに行う。水稲の出穂期前後に草を刈ると、カメムシ類を水田内に追い込むことになるので、出穂期前後には草刈りをしない。
  3. 防除効果を高めるため、地域一斉に草刈りを実施する

今年の一斉草刈りの実施時期は「7月20日」をめどに行いましょう

(2)薬剤防除

  1. 薬剤防除は、出穂期7日後とそれから7~10日後の2回防除が基本です。薬剤の選定や防除時期については、水稲栽培農家に配布する「飛騨のこめ」または「営農の手引き48ページ」をご覧ください。
  2. 薬剤防除は個々で行うのでなく、無人ヘリ等で地域一斉に行なうと、より高い防除効果が期待できます。無人ヘリ一斉防除の実施割合の高い、一之宮、朝日、馬瀬地区などでは、周辺地域より1等米比率が高くなっています。

(3)無人ヘリ防除に挑戦しませんか!

無人ヘリ防除は、防除効果が高いばかりでなく、

  1. 短時間で確実な作業
  2. 夏場の重労働から開放
  3. 低コストで高い効果

などの利点があります。

無人ヘリ防除を希望される改良組合・地域がありましたら、JAの各営農センター、又は各支店にお尋ねください。

野 菜

にんじんの作り方

1、品種「向陽2号」

向陽2号は、春から夏まで幅広く播種することができる品種で、一昔前の品種に比べ、にんじん臭さが少ない品種です。

2、発芽適温はやや高め

にんじんの発芽適温は15~25℃です。

そのため春まき栽培では、気温がまだ低く、発芽まで10日以上かかります(表3参照)。

3、作型(図2参照)

播種期 5月上旬~8月上旬

収穫期 7月下旬~11月上旬

4、栽培上の注意点

  1. にんじん栽培で失敗しやすい一番の原因は発芽不良。にんじんの種は、発芽に必要な水分の吸水力が弱いうえ、発芽適温(15~25℃)であっても発芽までに8~10日間もかかるため
  2. 土壌が乾燥すると極端に発芽が悪くなるので、晴天が続き土壌水分が少ない時は必ず潅水する
  3. 夏期乾燥する時は、覆土をやや厚めにする
  4. 発芽後は、株相互間で競争をさせて生育を促進させるため、あわてて間引きはしない
  5. 間引きは、本葉2~3枚頃より始め、2~3回に分けて行う
  6. 生育の良すぎる株は、股にんじんになっていることがあるので、間引き時に注意して間引く

5、施肥設計

  1. にんじんは初期生育が緩慢であるため、初期より肥効を高めておく
  2. 根の肥大期には最も肥料吸収が旺盛であるが、後半に多肥すると着色不良となる

6、病害虫防除

  1. 土壌の過湿や株の混みすぎ、風害等を受けると、茎葉の病気が発生しやすい

7、生理障害とその対策

下記の表を参照

皆さんからのご質問

Q.今年のたまねぎは、分球したものが多くあります。今まであまり経験ありませが、原因は何でしょうか?(高山市:Yさん)

A.今年は、たまねぎの分球の話があちらこちらから聞こえてきます。

分球の発生は品種によってかなり差があるようです。早まきや大苗など、生育の旺盛な時に多発しやすく、暖冬傾向の年に多発しやすいと言われています。また、大玉を狙って株間を広げた時も多発します。

ですから、今年の分球が多い原因は、雪解け後の3月の気温が高かったことが最も影響したと思われます。

株間はどのくらいでしたか?少し広かったのかもしれませんね。

 

 
(営農指導部)
 
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