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2013年5月
 

1.田植えや野菜の定植は、天候の良い日をねらって

今年の桜の開花は、3月が比較的暖かかったことから、昨年より10日、平年より5日程早まり、春の高山祭(4月14、15日)に久々に桜の花が彩りを添えました。ようやく飛騨にも春がやって来ました。

しかし、春先の天候は、4月21日に雪が舞い、22、23日には大霜が降りたように、気温の変動が大きいので、天気のいい日をねらって、田植えや野菜の定植をしましょう。

水 稲

1.本田の準備の注意点

(1)基肥施用
 昨年倒伏した「コシヒカリ」などでは、基肥の量を減らす。

(2)代かき
・水もちの悪い水田では、代かきを丁寧に行って水田の床を締める。
・あまり早くに代かきをすると、藻の発生や表層はく離をおこすので、あまり早くに代かきをしない。

2.田植えの要点

・日平均気温が15度以上になる時が田植え時期の目安です。
・低温や強風時の田植えは、活着(白い新根が発生し、新葉が伸び始める)が遅れるとともに、様々な障害をもたらすので、好天時に田植えをする。
・植付けの深さは2~3cmとする。深植えすると活着が遅れるばかりでなく、分げつ数も少なくなる。
・植付け本数は1株当たり平均3~4本(「ひだほまれ」は4~5本)とする。

3.水管理のポイント

(1)活着期
・活着の適温は25~30度で、飛騨地域の田植えピークの5月中・下旬には、25度以上の気温になることはあまりありません。そのため、日中は止水して4~5cmの深水管理とし、水温をできるだけ高く保って活着を促す。
・活着期の目安は田植え後7日~10日が目安です。

(2)分げつ期(活着後~6月下旬)
・活着後は温暖な日は2~3cmの浅水とし、昼間の水温の上昇を図り、昼と夜との水温較差を大きくして分げつの発生を促す(表1参照)。
・低温が予想される場合は、4~5cm程度のやや深水で保温に努める。


(3)分げつ盛期(6月上旬)
・田植え後3週間後頃に
①茎数がなかなか増えない
②足を踏み込むとガスがブクブクと多く出る
③藻が多く発生し始めているなどの症状が見られたら、入梅前の好天が続く時をねらって、軽く干して(早期中干)ガス抜きを行なう。

4.除草剤の使い方

(1)基本的な考え方
・「代かき+田植え後の初中期一発剤処理」が雑草防除の基本です。
・代かきから田植えまでの期間を3~5日程度にします。代かきが早くなる場合は、田植え直前に仕上げの代かきをします。

(2)前処理剤の使用について
 次の場合は「前処理剤」(農将軍フロアブル、サキドリEWなど)を使用してください。
①代かきから田植えまで7日以上の間隔が空き、仕上げの代かきができない場合。

田植え7日以前に散布する。
②水もちの悪い水田、または後発雑草が多い場合。

田植え後に散布し、その後に「初中期一発剤」や「中後期除草剤」を併用する(営農の手引き47ページ参照)。

(3)除草剤散布時の注意事項
・除草剤散布後、4~5日は確実に湛水し、散布7日後までは落水しない。
・水田の外に飛散しないよう、注意して散布する。
・同じ除草剤を連用するとある種の雑草が残るようになるので、同じ除草剤の使用は3年までとする。

(4)剤型に応じた使用方法
・除草剤の剤型により、効果的な使用方法(処理時の水深など)が異なるので注意しましょう。
①「1キロ粒剤」3~5cmの水深確保。
②「フロアブル剤」5cmの水深確保。
③「ジャンボ剤」5~6cmの水深確保。「ジャンボ剤」は、散布時に水面に藻類や表層はく離の発生が多いと拡散が妨げられるので、藻類の発生の多い水田では早めに散布し、多発している場合は散布しない。

野 菜

1、ナスづくりのポイント

(1)日本の気候に合った野菜、気温が十分高くなってから定植
 ナスはトマトとともに家庭菜園では欠かせない野菜です。ナスの原産地はインドで、トマトと違って高温・多湿を好み、日本の気候によく合った野菜であり、作りやすい野菜です。霜の心配がなくなってから定植しますが、マルチをして地温を上げ、ホットキャップをかぶせて保温するなど、初期生育を促すことが大切です。

(2)深根性なので畝を高く
 ナスは深根性なので、畝を高くして根張りを良くし、生育後半まで草勢を維持しましょう。

(3)接ぎ木苗で土壌病害対策と草勢維持を
 連作すると土壌病害(青枯病、半枯病等)がでるので、接ぎ木苗を植えましょう。また、接ぎ木苗にすると、台木の根が強いため、自根に比べて草勢が強くなります。

(4)3本仕立てが基本
 仕立て方は3本仕立てにします。主枝と第1番花の直下から出るわき芽(第1側枝)と、さらにその直下から出るわき芽(第2側枝)が生育旺盛なので、主枝・第1側枝・第2側枝の3本仕立てにします。その他の側枝は早めに摘み取ります。

(5)肥切れすると着果が不良に、また、乾燥が大嫌い
 ナスは肥料と水を好む野菜です。肥切れすると着果不良や果皮の色があせてきます。また、梅雨が明けて乾燥してくると、肥料が吸えなくなり、肥切れを起こすことがあります。肥切れをさせないよう、定期的に追肥と潅水をしましょう。

(6)花を見て栄養診断
 ナスは花を見て栄養診断ができます。順調な生育の時の花は、雄しべより雌しべが長くなり、着果や肥大が良好となります(長花柱花、写真・図を参照)。
逆に雌しべが雄しべより短い(短花柱花)と、着果や肥大が悪くなります。その時は栄養不足ですので、早急に追肥や潅水をします。


(7)更新剪定をして秋ナスを楽しむ
 順調に収穫していたナスも、梅雨が明けて高温乾燥が続くとハダニやホコリダニなどの被害もあって株が疲れ、草勢が弱くなり、いい実がならなくなります。その時は、秋ナスの収穫を目指して枝の1/2から1/3まで切り戻し、「更新剪定」をしましょう。
 また、株元から30cmくらい離して2方向だけ根切りをし、追肥をします。畑が乾いている時には、数日おきにたっぷり潅水します。
 「更新剪定」は遅くとも8月上旬までに行いましょう。

菜園相談室

Q モロッコインゲンを作っていますが、摘芯をすればいいのでしょうか?(高山市/Hさん)

A モロッコインゲンを作る場合、キュウリネットを張って誘引される場合が多いかと思います。摘芯しないで放任にすると、ネットの上にツルが重なり合うように茂り、あまり収量が取れません。そこで、ツルがネットの先端まで伸びたところで摘芯し、側枝の発生を促すとともに、バランスよく側枝を誘引し、採光をよくします。側枝のツルもネットの先端まで伸びたら摘芯します。
 開花・着莢時期に水分が不足すると、落花や曲がり莢が多くなるので、乾燥が続くようであれば、十分に潅水を行ってください。
 また、モロッコインゲンは栽培期間が長いので、健康な状態を保つため、敷きわらや、適宜、追肥や下葉や古い葉の摘葉も行いましょう。

(営農指導部)

 

 
(営農指導部)
 
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