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2013年4月
 

1、野菜の定植は適温になってから

(1)今年の桜は早めに開花
  高山の開花予想日は4月13日

今年の桜(ソメイヨシノ)の開花は、3月の気温が平年より高かったことなどから、平年に比べ早まり、高山では4月13日(平年比2日早い、昨年比8日早い)と予想されています。(3月25日現在)
桜の開花は平均気温が10℃になった頃といわれます。桜の開花時期や平均気温を目安に農作業をすすめましょう。(表1参照)


(2)春の野菜の植付け適期(平均気温)

ジャガイモ…………………10℃
トマト、ナス………………15℃
ピーマン、サツマイモ……18℃

 

ジャガイモは平均気温が10℃になる頃が種芋を植付ける適期です。
トマトやナスは平均気温が15℃になってから、ピーマンはトマトやナスより高温を好みますので、平均気温18℃を目安に植付けます。また、サツマイモの挿し苗適期は平均気温18℃の頃です。
植付けが適期より早すぎると、寒さや遅霜で生育が悪くなりますし、また植付けが遅すぎては、収穫開始が遅れたり収量が減少したりします。

(3)各地の平均気温が10℃、15℃、18℃になる時期は?

飛騨の各地にあるアメダス観測地点の平年値(1981~2010年の平均)から平均気温が10℃、15℃、18℃となる平年日は表1の通りです。
前回の平年値(1971~2000年、10年に一度見直しされます)に比べ、それぞれ5日程度早まっています。地球温暖化が進行しているのでしょうか。

 

2、トマト作りのポイント

(1)高畝や雨除けで苦手な雨を克服

トマトは南米のアンデス地方の雨が少なく乾燥した高地が原産地です。ですから、夏が暑く雨の多い日本では栽培が難しい野菜です。ましてや、飛騨は雨の多い地域で、トマト栽培期間中の降水量は隣の長野県の松本市と比べ約1.5倍です(図1参照)。

そこで、栽培する場合は、高畝にするとともに、マルチ栽培とし、簡易な「雨よけ」をして、雨からトマトを守りましょう。

また、青枯病等連作障害が発生しやすいので、接木苗を植えましょう。

 

(2)元肥は控えめにして樹ボケを防ぐ

トマトは、元肥、特に窒素が多いと樹ボケをおこし、花や実の付が悪くなりやすい野菜です。元肥を控えめにして、生育に合わせて追肥で補いましょう。
活着後はほとんど潅水の必要はありませんが、梅雨明け後晴天が続くと水分不足となり、樹勢が弱くなったり、尻ぐされ症(カルシウム不足)になることがあります。そうなる前に、梅雨明け後からは定期的に潅水しましょう。

(3)1番花が咲いた苗を植える
  花を通路側に向けて植える

苗の植付けは平均気温が15℃の頃が適期です。(表1参照)苗の生育ステージの植付け適期は、第1花が開花した時です。植付けが第1花の開花前だと樹ボケしやすくなるので注意しましょう。
購入した苗が、まだ植付けの時期にきていない時は、第1花が咲くまで待ちましょう。ポットのサイズが小さい時は、一回り大きなポットに移し替えて育てます。
また、植える時は、花房を通路側に向けて植えましょう。トマトは常に茎の同じ側に花房をつけるからです。

(4)わき芽を摘んで主枝1本仕立て

トマトのわき芽を摘まないでおくと、わき芽が伸びて、ジャングルのようになり、手がつけられなくなります。そうなると、あまり段数も取れませんし、実ったトマトも大きくなりません。そこで、葉のつけ根から伸びてくるわき芽はすべて摘み取り、主枝一本仕立てとします。
ミニトマトは、普通のトマトに比べ樹勢が強いので主枝と第1花房の下のわき芽を伸ばして、2本仕立てとしてもいいでしょう。伸ばす主枝は、支柱を立てて、早め早めに誘引します。

(5)茎が支柱より伸びたら芯止め

大玉トマトの場合、茎が支柱より伸びたら芯止めをします。芯止めの時期は遅くとも8月下旬~9月上旬の頃です。芯止めをしないと、9月に入って付いた実は気温が下がって赤くならないからです。


3、ジャガイモ作りのポイント

(1)種芋は無病のものを使う

きれいな芋を沢山収穫するには、無病の種芋を植えることが最も大切です。そのため、種芋は病理等種苗検査を受けたものを使用します。

(2)酸性土壌を好む

ジャガイモは酸性土壌を好み、アルカリ土壌ではソウカ病の発生が多くなります。ですから、石灰資材の施用は控えめにします。

(3)元肥中心で生育促進を

茎葉を早く繁茂させ、収量を上げるために元肥中心とします。

(4)ジャガイモの植付け適期

ジャガイモの植付け適期は平均気温が10℃の頃です(表1参照)。

(5)種芋の芽出し

買ってきた種芋からまだ芽が出ていなければ、芽出しをします。芽出しをして植えるとその分生育が早まり、大きな芋がとれます。また、早くから食べることもできます。

(6)種芋の準備

植付けの2、3日前に種芋を一切れ40~50g前後なるよう縦に切り、切断面を乾かしておきます。切った種芋一片に芽が2~4個あれば十分です。

(7)植付け

畝幅70㎝、株間30㎝程度とし、切り口を下にして土に密着させ、種芋の厚さの3培位を目安に7~10㎝の覆土をします。

(8)芽かき

植え付けて1か月後、草丈が10㎝位になり、晩霜の心配がなくなったら、太い芽を2~3本残してあとの芽はかき取ります。残す芽の数が少ないと大きな芋が採れ、芽が多いと小芋が多くなります。

(9)追肥・土寄せ

芽かき作業が終わったら、畝の肩に硝加燐安333を1株当たりひとつかみ与えます。そして、鍬などで株元へ土寄せをします。
新しいジャガイモは種芋より上に実るので、1、2回土寄して畝を高くします。土寄せが足らないと芋が露出し、緑色になることがあります。

(10)収穫

植付け後、100日が収穫期の目安です。茎や葉が黄色くなってきたら収穫します。収穫は天気のいい日に行い、日陰で乾かします。

Q ネギを作るんですが、毎年太いものができ、店頭で見るようなスマートなネギが出来ません。どうしたらいいのでしょうか?(高山市 Iさん)

A 太いネギを作るほうが難しいと思いますが、太いネギばかりとはうらやましいことですね。
ネギの定植時の標準的な株間は4~6㎝ですが、株間を少し狭めたらどうでしょうか。また、土寄せの時期をやや早めるのも、有効かと思います。

(営農指導部)

 

 
(営農指導部)
 
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