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2013年1月
 

1.自然の味を食卓に

飛騨地域では昔から野菜を作る畑を「せんざいばた(前栽畑)」と呼び、そこで採れた野菜を「せんざいもの(前栽物)」と呼んでいます。

豊かな自然の中で私たちの先祖は米や野菜を作り、時には新鮮なまま、あるいは加工したり保存食にして、知恵と工夫を重ねて食文化を作り上げてきたのです。

近年、畑を持たない人が休耕田などを借りて野菜を作る「市民農園」が増えています。また、農家の人でも季節の野菜を植え付けて食卓を飾る人が増えているようです。

スーパーマーケットに行けばいつでも欲しい野菜が手に入るのに、人はどうして土を耕し、苗を植え、草むしりをして汗を流してまで、野菜を育てようとするのでしょうか。

その答えは、畑で真っ赤に熟したトマトや、採ったばかりのスイートコーンを茹でて食べた時の味を一度でも経験した人にはもうお分かりでしょう。

そうです、「お金では買えない自然の味、旬の味」や「手作りの喜び」が家庭菜園の魅力なのです。


2.菜園の作付け計画

我が家の菜園にどんな野菜を作付けするか考えることは楽しいことです。限られた面積の中で、色々な種類の野菜を長期間採るためには1年間の作付け計画をたてることが大切です。

作る野菜が決まったら、種まきから収穫までの1年間の栽培スケジュールを紙に書いてみましょう。表1はその一例です。去年の結果を思い出しながら、無理の無い計画をたてましょう。

3.菜園の場所選び

菜園の場所は、日当たりと風通しが良いことが条件です。まいた野菜の種が芽を出して根を張り、大きく丈夫に育つためには太陽の光が絶対に必要です。

しかし、野菜の種類によっては表2のように弱い光を好む野菜もありますので、家の北側でも利用が可能です。

風通しが悪い畑はどうしても病気が発生しやすいので注意が必要です。

4.連作をしない、輪作する

あなたの畑でハクサイやカブの根にコブが出来ていませんか(根こぶ病)?ナスやトマトが急に青枯れてしまうことはありませんか(青枯病)?

同じ場所に同じ野菜や同じ科の野菜を続けて栽培すると、障害が発生して、生育や収量が低下することを「連作障害」といいます。

連作障害の原因はほとんどの場合、同じ種類の野菜を侵す病原菌や線虫などが土の中に多くなることで障害が発生します。

原因がはっきりし、手軽に使える農薬があるときは畑を消毒することも対策の一つですが、家庭菜園で容易にできる連作障害の対策は「輪作(りんさく)」、つまり違う種類の野菜を次々と作付けすることです。そのためには、前の年にどこに何を作付けしたかを記録しておく必要があります。

家庭菜園では面積が狭いので理想的な輪作はできないかもしれませんが、表3を参考にして連作障害が出ないようにしましょう。

5.野菜の栽培適温

野菜がもっとも生育する温度帯が栽培適温です(表4)。野菜の種類ごとに栽培適温が違いますが、適温時の野菜の生育は勢いがあります。最適な温度帯に早く到達してその期間が長く続くことが多収につながります。5、6月の低温時は、果菜類は保温して温度を保つこと、残暑の厳しい年は秋野菜の種まきを遅らせるなどの対応が大事になります。


6.畑の準備、種の準備

野菜は土中に根を伸ばし、倒れないように株を支えます。根から吸われた水や養分は茎や葉や果実に送られます。土づくりは野菜作りの基本です。

野菜は概してアルカリ性の土壌を好みます。日本の土壌は雨が多いこともあって酸性に傾きやすく、一作ごとに石灰を施す必要があります。

しかし、野菜の種類によっては酸性を好むものもありますので、野菜の種類に応じて石灰の量を加減しましょう(表6)。

また、去年使った種が残っていると思いますが、ネギ、タマネギなど、室温低湿保存では発芽年限の短いものがありますので注意しましょう。

 

 
(営農指導部)
 
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