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2012年12月
 

今年の気象状況

今年の気象は、4月上旬と5月中旬が低温でしたが、他の時期は平年並みか高めで、特に8~9月は大変暑い日が続きました。

日照時間は、4~5月が平年に比べ少なかったものの、6、8~10月は平年に比べ多照となりました。

降水量は、7~8月は平年に比べ多くなりましたが、5~6月と9~10月は平年に比べ少なくなりました。

梅雨入りは6月8日(平年並み)、梅雨明けは7月23日(平年7月21日)とほぼ平年並みで、梅雨の期間の降水量も平年並みでした。

一方、飛騨地域に影響した台風は1つもありませんでした。

比較的穏やかで好天が続いたことから、米の作柄は平年並み、トマト、ホウレンソウの作柄は平年以上になりました。

また、9~10月の好天により、秋野菜の作柄は良好なことなど、農作物の生育・収量・品質に今年の気象が大きく影響しました。

水稲の作況

今年の水稲の生育は、田植え後5~6月がやや低温で日照もやや少なかったことから分げつの発生が遅れ、草丈も短く経過しましたが、7~8月になって天候が回復したことから、分げつはほぼ平年並みに確保され、出穂期は平年並みとなりました。

東海農政局が発表した10月15日時点の水稲の作況指数は、飛騨101、岐阜県101と、平年並みと予想されています。ちなみに、昨年の作況指数は97でした。

米の集荷状況

今年の米の集荷状況は表ー1のとおりです。11月30日時点でJAひだに出荷された米は、約10万8千俵と前年とほぼ同じとなっています。

1等米比率は「うるち米」で84.9%と昨年に比べやや良くなりましたが、今年の気象状況「もち米」では58.9%にとどまり、逆にやや悪くなっています。

「うるち米・もち米」の合計では76.7%となっており、前年よりやや良くなっています。

米の格下げ理由

今年の米が1等にならなかった格下げの理由をまとめました(表ー2)。今年の格下げ理由の中で最も多かったのが「カメムシ等による着色粒」で76.6%を占めており、この数字は前年とほぼ同じです。2番目は「充実度不足」の11.9%、3番目は「胴割れ」の6.5%となっており、依然としてカメムシの被害が多いことがわかります。

今年の特徴は、昨年と比べ「酒米」、「もち米」で「胴割れ」による格下げが大幅に増えていることです。

これは、今年の気象が大いに原因したと思われ、8~9月の高温と多照により登熟が急速に進み、結果として刈り遅れとなったためと思われます。

本年度の1等米比率が前年並みの76%となっているのは、畦畔の一斉草刈りや出穂以降の適期防除によるカメムシ類による被害粒の減少が大きいと思われます。

しかし、依然として続く高温により、充実度不足の米も「うるち米」で増えていることから、早期落水の防止や適期刈り取りなど基本的な管理技術の励行がますます求められています。

また、地域によってはまだまだカメムシ類による品質低下が見られますので、より効果的な対策を地域で実施することが求められています。

増えている無人ヘリ一斉防除

水稲の無人ヘリによる一斉防除が増えています。表ー3のように、国府町と金山町では10年以上前から行われていますが、一之宮町では平成20年から無人ヘリ防除に切り替え、その防除効果と省力化が明らかになったことで近隣に拡大しています。

1.無人ヘリ一斉防除の特長

    ダウンウォッシュ効果(24年8月5日 金山町)

  1. むらなく均一に防除!
    プロペラから下向きに吹く風(ダウンウォッシュ効果)により、株元までむらなく散布できます。薬剤の広がりも抑え、周辺環境にも配慮できます。
  2. 夏場の重労働から開放!
    人手や労力の必要な防除作業を減らし、作業現場の負担を軽減できます。人材不足が進む農業現場に求められる省力化・効率化に貢献します。

  3. 低コストで高い効果!
    地域全体で取りまとめ、一斉に防除を行うことで短期間に低コストな一斉防除が可能です。特にカメムシの防除では、一斉防除により未防除圃場からのカメムシの侵入を防ぎ、効果的な適期防除が可能です。

    ハウスの妻面やサイドにビニールを被覆して防除をしています。(24年8月11日一之宮町段地区)

2、無人ヘリ一斉防除を行なうには

  1. 出来るだけ広い地域で多くの農家に参加していただくほど効果的です(申し込み面積の下限は15ha)。
  2. 実施に当たっては、事前に近隣住民はじめ、近隣の農家の方々にも理解していただく必要があります。
  3. 希望される改良組合・地域がありましたら、JAの各営農センター又は各支店にお尋ねください。

 
(営農指導部)
 
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