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2012年10月
 

水稲

水稲の収穫作業も終盤を迎えています。今年の米の収量や品質はどうでしたか?

近年雑草が目に付く水田が多くなっているような気がします。そこで、水田除草剤に関する情報を2つお伝えします。

1.除草剤の試験から

今年行なわれた水田除草剤の試験の中で、「サンパンチ1キロ粒剤」が「クログワイ」や「オモダカ」など多年生雑草や大きくなったノビエに効果があり、試験された農家から好評でした。平成25年度版「営農の手引き」に詳しく記載されておりますのでご覧ください。

2.前処理剤の使用基準が変更に

水稲除草剤の「サキドリEW」などの前処理剤の使用基準が今年の8月8日に変更になりました。

処理時期が「植代後?移植4日前まで」が「植代後?移植7日前まで」に変更となりました。これは除草剤処理後の「止水期間7日間」の遵守の徹底のために行なわれたものです。飛騨地域では、実際には来年の稲作から適用になります。この使用基準に反して生産されたお米は、JA米として受け入れできませんのでご注意ください。


野菜

タマネギ

(1)特性ととり入れかた

  1. 苗が一定の大きさ以上になると低温に感応して花芽が形成され抽台するので、大苗の定植は危険
  2. 適酸度はPH6.0?6.5で酸性に弱い
  3. 冬期間を利用して栽培ができ、貯蔵性があるため、収穫期の6月から年末、品種によっては3月まで長期にわたって利用できる
  4. タマネギの肥大には日長と温度が関係し、中生の品種では日長が13・5時間、平均気温15?20度前後の頃(5月上旬?6月下旬)に肥大する

(2)栽培のポイント

  1. 品種
    • 早生、中生、中晩生などあるが、晩生種ほど貯蔵性がよい・早生種はサラダに向く。「レッドオニオン」もサラダに適しているが、どちらも貯蔵性が劣る
  2. 苗の作り方
    • 播種期は9月上旬
    • 適期に播種するとともに、土壌水分を適正に保って発芽を早く、よく揃えることが大切
    • 床を本圃1a(100平方メートル)当たり5平方メートル準備する
    • 育苗日数は55?60日が目安
  3. 苗床の施肥(5平方メートル当たり)
    • 堆肥     10kg
    • 苦土石灰   1 kg
    • 苦土重焼燐  400g
    • 小粒固形肥料 1.5kg
    •  
  4. 播種と播種後の管理
    • タマネギの種子の寿命は1年と短く、古種は発芽率が極めて悪いので新種を用いる
    • 適宜の畦幅で条間10cmの条まきとし、5?8mm覆土する
    • 発芽から苗床前半期は特に乾燥に弱いので、土壌水分を適度に保つため敷ワラをし、こまめに潅水する
    • 発芽を始めたら敷きわらを夕方除去する
    • 発芽後草丈5cmの時に株間を1.5cmくらいに間引く。根が露出している株には土入れをする
  5. 本圃の施肥
    • タマネギは酸性に弱いので苦土石灰を十分に施す
    • 冬になるまでに十分に地中に根を張らせ、春になってすぐに勢いよく育つように、根の発育に有効なリン酸成分を多めに施す
    • マルチ栽培の場合は、元肥の施用量を施肥例の8割程度とする

  6. 定植床の準備
    • 床幅75cm、通路幅35cm、高さ15cm程度の上げ床をつくる
  7. マルチ栽培
    • マルチ栽培の場合は、均平な定植床をつくり、マルチにたるみがないように確実に張る
    • 「タマネギ用穴あき黒マルチ」(95cm幅、直径4.5cmの穴が15cm間隔に5列)もあります
    • マルチ栽培にすることで「雑草を押さえる。作物の生育を進める。土壌水分を適度に保つ。雨などによる肥料の流出を防ぐ」などが期待できる
  8. 定植時期
    • 定植時期は平均気温が12度以上の時で10月下旬頃が目安
  9. 苗の大きさ
    • 地際部の太った部分の直径が6?8mmの苗が適苗
    • 大きさの揃った苗を順番に植え付けると、収穫時の大きさも揃う
    • 適苗より細い苗では十分な大きさの玉が収穫できず、また、太い苗では春先にトウ立ちしやすくなる
  10. 定植
    • 条間15cm、株間15cmで5条植えとする。株間・条間を広くすればより大きな、狭くすればより小さなタマネギとなる
    • 苗を深さ3cmに植える
    • 普通のマルチを使う場合は、条間15cm、株間15cmで5条植えになるよう、直径4?5cmの穴を開けて植える
    • 土壌が乾燥している時は定植後20mm程度かん水する
  11. 追肥
    • 追肥は1回目を春先の融雪後、2回目を4月上中旬頃とする
    • 1回目の追肥時期が遅れると収量が低下し、2回目の追肥時期が遅れると裂球や貯蔵中の腐敗が多くなり貯蔵性が低下する
    • マルチ栽培の場合は、マルチの上から追肥する
  12. 収穫
    • タマネギは完全に倒伏するまで肥大するが、完全に倒伏してから収穫すると裂球や腐敗球が多くなり、貯蔵性も低下する
    • 品質と貯蔵性の向上とを狙った収穫適期は、自然倒伏90%の時
    • 雨天や曇天日に収穫すると貯蔵性が低下するので晴天日に収穫し、1日程度地干ししてから収納する

オリナ

(1)特性ととり入れかた

オリナは古くから栽培されている飛騨特有の野菜で、長い冬ごもりから開放され、青い野菜を待ち望んだ春一番の野菜として喜ばれてきました。

  1. オリナは涼しい気候を好み、平均気温18度前後で良く生育する
  2. 高温と乾燥に弱く、25度以上ではモザイク病になりやすいので早播きは避ける

(2)栽培のポイント

  1. 播種時期と苗床準備
    • 播種時期は8月下旬
    • 苗床はよく肥えた畑を選び、本圃1aあたり5平方メートルを準備する
  2. 苗床の施肥(5平方メートル当たり)
    • 堆肥     10kg
    • 苦土石灰   1 kg
    • 小粒固形肥料 1 kg
  3. 苗床作り・播種・間引き
    • 適宜の畦幅で条間20cm、株間10cm1ヶ所4?5粒播いて覆土する。本葉1枚の頃2、3本に、本葉4枚の頃1本に間引く

  4. 本圃の準備
    • 植付けの1週間前までに堆肥や肥料を施し深耕する
  5. 定植
    • 畦幅75cm、株間30cmの1条植え又は畦幅150cmの2条植えとする
    • 定植は10月下旬までに終了し、活着を早めて降雪前に大株に生育させることが、凍み上がり防止のポイント
    • 低温に強い野菜ですが、高温と乾燥に弱いので、圃場の乾燥には注意する
  6. 追肥
    • 追肥は雪解け後の3月下旬と4月上旬の2回、化成肥料を株間に施す
  7. 収穫
    • 収穫は伸びてきた茎のまだ花蕾が出てくるかこない程度のものを15?25cm程度で折って収穫する
    • 1株の一番初めの茎は主茎なので太いが、次からは葉の脇から出てくる脇芽が伸びてくるので少し細くなる
    • ビニールトンネルを行なうと早くから収穫できる
 
(営農指導部)
 
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