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2012年9月
 

稲作

今年から久々野町の3集落で導入された無人ヘリ防除。その効果が期待されます

今年の稲作の出穂期は平年に比べ2~4日早く、穂数は平年並みに確保されています。病気の発生もほとんど無く、順調に進んでいると言えるでしょう。今月は収穫期を迎えます。適期に収穫して品質の良い米を生産しましょう。

1.早期落水の防止

あまり早い時期の落水は品質の低下ばかりでなく、未熟粒を増加させ、玄米窒素含有率を高めるため、食味を低下させます。
 落水時期の目安は出穂後30日です。それまでは根の活力を維持しながら、間断潅水を続けます。「出穂後30日」という落水時期の目安はあるものの、雨の多い年や湿田は早めの落水を、晴天が続く年は遅めの落水とします。落水後に乾きすぎる場合は走り水を入れ、水田に水分を補うことも必要です。

2.適期収穫の励行

稲は早刈りすると青米が増加して未熟粒が多くなります。一方、刈り遅れると、玄米の光沢が低下するばかりでなく、胴割れ米が発生しやすくなります。収穫適期は品種によって異なります。また、同じ品種でも、標高や田植え時期、水田土壌の栄養条件等により異なりますので、水田ごとに収穫適期を見極めましょう。

3.収穫適期の見極め方

水稲の収穫適期を出穂後の積算温度で割り出す方法もありますが、これはあくまでも目安です(「飛騨のこめNo.4」をご覧下さい)。収穫適期は水田ごとに穂の登熟程度を確認して決めましょう。
 方法は、水田の平均的な生育をしている所で5~6本の穂をまとめて握り、「帯緑色籾(たいりょくしょくもみ)」の割合を観察して決める方法で、籾の基部に少しでも緑色部分のあるものは「帯緑色籾」です(図1)。この「帯緑色籾」の割合が5?15%の時が収穫適期です。水田全体を眺めただけでは、止め葉や穂軸の色に惑わされるので注意が必要です。

葉や穂軸の色に惑わされないよう注意しましょう

野菜

飛騨ねぎ

(1)栽培のポイント

  1. ネギは野菜の中でも特に湿害に弱いので排水のよい圃場を選ぶ
  2. ネギは酸性に弱く石灰を多く吸収するので、十分に石灰を施す。乾燥には強いが水不足になると石灰欠乏により葉先枯れを生じやすい
  3. 土寄せ栽培のため、通気性の悪い粘土質土壌や排水不良地では品質の良いものはできない

(2)苗作り

  1. 播種床の準備
    • 排水の良い圃場を選ぶ
    • 酸性に弱いので石灰を施す
    • 本圃10平方メートルに対し播種床1平方メートルを準備する
  2. 播種床の施肥(1平方メートル当たり)
    • 堆 肥・・・2kg
    • 苦土石灰・・・200g
    • 苦土重焼燐・・・50g
    • 小粒固形2号・・・100g
  3. 播種床作り
    • 幅120cm、高さ5~10cmの平床
    •  
  4. 播種と間引き
    • 播種時期は9月下旬
    • 種子量・・・本圃10平方メートル当たり5ml
    • 条間5cmの条播き
    • 板切れで深さ1cm程度の播き溝を作り播種する
    • 播種後薄く覆土して軽く鎮圧する。その後発芽をよくするため切りワラを敷き、十分に潅水する
    • 発芽して苗が釣鐘状になったら、徒長しないよう早めにワラを取り除く(日中には取り除かない)。
    • 播種後30日頃に混んだ所を間引いて株間3cm程度とする
  5. 目標とする苗の大きさ
    • 太さ・・・5~7mm
    • 草丈・・・30cm

(3)本圃の準備

  1. 土作りと深耕・施肥
    • 堆肥や土づくり肥料を施用して30cm前後の深耕をする
    • 定植2週間前に元肥を施用して20cmの深さに混合する
  2. 畦立て(植え溝作り)
    • 畦幅・・・100cm
    • 溝の深さ・・・20cm
    • 底面の幅・・・15cm
    • 畦(植え溝)はできるだけ排水の良い方向に立てる(作る)

本圃施肥例(10平方メートル当たり)

(4)定植

  • 定植時期は5月中旬~下旬
  • 株間は4~6cmの1本植え
  • 苗を植え溝の側面に密着させて立てかけ、根を隠すように3cm程度の厚さに覆土し、倒れないように根元を軽く押さえる
  • 酸素要求の大きい野菜なので、必ずその上に稲ワラを多めに敷く。この敷きワラが定植直後の株元の乾燥も防いでくれる
  • 苗の大きさ別に区分して植えると生育ムラが防げる
  • 抽苔株は早めにボボチを摘み取る

(5)追肥・植え溝の埋め戻し

  • 活着したら茎を太くするため、1か月に1回の割合で追肥を3回する。1回目の追肥は定植後15~20日
  • 肥やけしやすいので株元から離れたところに施す
  • 追肥のたびに、畦立ての時に掘り上げた土を順次ねぎの株元に埋め戻し、最終の追肥時(8月上旬)には圃場面をほぼ平にする

(6)土寄せ

  • ねぎの生育を見ながら3回に分けて行なう
  • 1回目は早くとも8月下旬からとするが、早くから土寄せすると軟白部は長くなるが茎が細くなる。逆に1回目の土寄せが遅くなると茎は太いが軟白部が短かくなる。
  • 2回目は9月中旬
  • 3回目(最終)は10月中旬
  • 土寄せは葉の分岐点の下まで

根深ネギの植付方法

(7)収 穫

  • 10月下旬頃から収穫する
  • 降霜後に収獲すると、糖度が高く軟らかな飛騨一本ねぎの特徴が出てくる


◎便利な農具を紹介します

ちょっとした発想と工夫で、身近な物が便利な道具に早変わり

写真は「味付け塩こしょう」の容器です。この容器には2か所に口が付いていて、大きいほうは約4mmの穴が7つ、小さいほうは約3mmの穴が3つ開いています。「ネギ」や「タマネギ」の種播きにこの容器を使うと、簡単に播くことができます。一度試してみてください。更に、播く前に播種床に苦土石灰(コナ)を薄く撒いておくと落ちた種がわかりやすく、均一に播くことができます。(この情報は国府町のTさんからいただきました。ありがとうございました)

〔営農指導部〕

 
(営農指導部)
 
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