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2012年8月
 

1.7月末の生育状況

中山間農業研究所(古川町)の調査(7月24日時点)では、草丈は平年比87?94%と短く、茎数は平年比111~126%とやや過繁茂気味となっています(表1)。また、出穂は平年に比べ1~6日早まると予想されています。

一方、本田や畦畔の斑点米の原因となるカメムシ類のすくい取り調査では、前年並みの発生が確認されており注意が必要です。

2.水稲の今後の管理

(1)カメムシ類に要注意

斑点米の原因となるカメムシ類には特に注意が必要です。出穂期前後に畦畔の草刈りをするとカメムシ類を逆に水田の中に追い込むことになるので、この時期の草刈は避けましょう。

薬剤防除は地域一斉防除が最も効果的です。それぞれの地域に適した一斉防除に取り組みましょう

写真は去年の一之宮町の無人ヘリ防除の様子です。一之宮町の無人ヘリ共同防除は今年で5年目となりますが、毎年一等米比率が90%以上と飛騨地域で最も高い比率となっています。

(2)適正な水管理で登熟向上・品質向上を!

  1. 出穂期~開花期は最も水分を必要とする時期ですので湛水状態とします。しかし、酸欠となりやすいので、水を入れ替えるなどして根の健全管理に心がけましょう
  2. 開花終了後は間断潅水とします
  3. 早期落水は充実不足・胴割粒、白未熟粒の原因となります。落水は出穂後30日を目安とします

ハクサイの作り方

(1)黄芯系品種に注目

ハクサイは、「白菜」と書く通り玉の中は白いのが普通ですが、近年玉の中が黄色の「黄芯系」品種が主流になってきています(図1)。核家族化が進み、スーパーなどで1玉売りからカット売りが増えた結果、黄芯が見た目がいいことから品種が変化してきたようです。

また、1玉の大きさは2~3㎏で、生育日数が75日前後の品種が主流になってきているようです(表2)。



(2)播種時期の決め方

ハクサイの結球適温は15~20℃で、10℃以下では結球しません。播種が遅すぎては十分に結球しませんし、逆に早播きすぎると高温のため、ウイルス病や軟腐病にかかりやすいので注意が必要です。

ハクサイの播種の適期幅は狭いので播種準備を早めに行い、適期に播種するようにしましょう。標高別の播種適期の目安は表3のとおりです。播種後の気温が平年に比べ高温が予想されるときはやや遅めに、低温が予想される時はやや早めに播種します。

(3)施肥・畝立て

  1. ハクサイは、発芽直後は生育が遅いですが、本葉4~5枚頃から旺盛となるので、元肥を重点とした施肥とします
  2. マルチ栽培の場合は追肥ができませんので、元肥をやや多めに施します
  3. 畝幅150㎝、高さ30㎝程度の高畝にして排水を良くし、条間50~60㎝ の2条播きとします。株間は35~40㎝とし、生育日数が長く大きくなる品種は株間をやや広くします

(4)播種と間引き

  1. 1箇所に4~5粒の種を蒔く
  2. 間引きは2回行いますが、ハクサイは株同士が競争して大きくなるため、1回目の間引きをあまり早くしないようにします

(5)間引きの方法

  1. 1回目の間引きは播種後10日頃(本葉1~2枚時)生育の良いものを2~3本残します
  2. 2回目の間引きは、播種後20日頃(本葉5~6枚時)一番生育の良いものを1本残します

(6)追肥

  1. 大きなハクサイを作るには、播種後30日頃(結球開始期)までにいかに大きな外葉が作れるかがポイントです
  2. 結球始め前後から急激に養分吸収が高まるので、播種後25日頃までには追肥を終了します。追肥は条間に施します

(7)害虫対策

結球を始める頃(播種後30日頃)になると葉が立ってきますので、この頃から害虫(ヨトウムシ)の被害に注意します。

(8)根こぶ病対策

アブラナ科作物に寄生する根こぶ病の病原菌は糸条菌(カビ)の一種で、土壌中に休眠胞子の形で5~10年間も生存するといわれています。土壌伝染性の病害であるため、土の移動によって拡大します。以下の対策があります。

  1. 耐病性品種を選ぶ
  2. 播種前に根こぶ病の薬剤を土壌に混和する(ネビジン粉剤等)
  3. 高畝にして排水を良くする
  4. 石灰を十分に施してpHを矯正する
  5. アブラナ科作物の連作をしない

ナスの青枯病について教えてください(萩原町/Yさん)


(1)被害の様子と診断

高温になると、日中に一部の葉が急に水分を失って青いままで急激に萎れ、最後には枯死します。被害株の地ぎわの茎を切断して水中に挿すと、切断面から乳白色の細菌汁液がにじみ出てくるのが見られると青枯病と判断出来ます。

(2)発生の原因と発生条件

青枯病は土壌伝染性の病気で、ナスのほか、トマト、ピーマン等のナス科の作物を犯す細菌病です。梅雨明け後の高温期に発生し、連作や排水不良、乾湿の差が大きい圃場で発病が多くなります。

(3)防ぎ方

  1. 接木苗栽培とする
    台木品種にも青枯病の耐病性の強弱がありますので、台木品種の確認をしましょう。接木苗は土壌病害を防ぐばかりでなく、自根苗に比べ樹勢が強くなるため、秋遅くまで収穫を楽しむことができます。
  2. 連作をしない
  3. 高畝にするなど排水を良くする
  4. 敷きワラ、敷き草をして地温を上げない
  5. 発病株に触れた手やハサミで、健全な株に触れない

 
(営農指導部)
 
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