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2012年6月
 

気象変動に対応しながら農作物の管理作業を

 田植えや、主な野菜の定植も終わって、これから本格的に農作物の管理作業が始まります。今年も高温や乾燥、そして豪雨など、変動の大きな気象が予想されます。気象変動を先取りし、それに対応した管理作業に心掛けましょう。

稲作

1、低温、高温の気象変動の中で始まった今年の稲作り

 今年の稲苗は、育苗後期の4月後半が高温傾向だったことなどにより、やや長めの苗も見られましたが、病気や障害の発生は少なかったようです。

 田植えは5月10日頃から始まり、5月19〜20日の土、日がピークとなりましたが、5月6〜14日にかけて低温となり、この時期に田植えをした苗は活着に時間がかかりました。一転、5月16日からは平年並みの気温に回復したため、この時期に田植えされた苗は活着が順調に進んでいます。

2、初期管理のポイント

(1)活着後は浅水管理で分げつ促進

 活着まではやや深水管理としますが、活着後は2〜3cmの浅水管理とし、分げつを促進しましょう。低温が予想される時は、深水管理とします。

(2)早期中干しで根を健全に

 田植え後に晴天・高温が続くと、春に稲ワラなどをすき込んだ田んぼでは有害ガスが発生しやすくなります。補植に田んぼに入ってブクブクとガスが出る場合は、早期中干し(ガス抜き)をしましょう。早期中干しは、田植え後20日を目安に、天気の良い日をねらって2〜3日行います。

3、効果的な除草剤の使い方

(1)除草剤の剤形と効果

 水温の上昇に伴い、雑草の発生も旺盛になってきます。水持ちの悪い水田では、フロアブル剤やジャンボ剤より粒剤の方が効果が期待できます。また、フロアブル剤やジャンボ剤はワラ等が多く浮いている田んぼでは拡散が悪く、効果が劣るので注意が必要です。

(2)除草剤の効きかた

 除草剤は、湛水状態の水田に散布すると有効成分が溶けだし、2〜3日かけて土壌表面に「処理層」を作ります。この処理層に雑草の芽が触れることで除草効果を発揮します。そのため、除草剤の処理層が壊れたり、有効成分が流出してしまうと除草剤の効果が低下します。除草剤の効果を安定させるために以下の止水管理を行いましょう。

  1. 畦畔から水が漏れないように整備、点検する
  2. 苗を水没させない範囲で粒剤は3〜6cm、フロアブル剤・ジャンボ剤は5〜6cmの深さに水をため、水口と水尻をしっかり止める
  3. 散布後、7日間は落水・かけ流しをしない。また、3〜4日以内に田面が露出した場合は、田面が隠れる程度までゆっくり入水する
  4. その後は通常の湛水管理とする

4、目標茎数に達したら中干しを

(1)中干しの目的

 6月下旬になると、穂になる茎の分げつが終わり、その後分げつした茎は穂にならない無効分げつになります。

 無効分げつの発生を抑制するため、目標茎数(目標穂数と同じ茎数)が確保できたら、中干しをします。

(2)中干しの効果と留意点

  1. 穂になりにくい分げつを抑える
  2. 酸素を供給して有害ガスの発生を防止し、根の健全化を図る
  3. 田面が硬くなり、秋作業がし易くなる
  4. 中干しの実施期間は3〜5日間程度とし、水田に軽く亀裂が入り、足跡が付く程度とする
  5. 中干し終了後は間断潅水とし、土壌に適度な酸素を供給して根の伸長を促す

野菜

1、キュウリの作り方

  1. 定植〜播種期間は5月下旬〜7月中旬とする。他の果菜類に比べ、生育は早いが病気にかかり易く、収穫期間が短いので、何回かに段播きする
  2. 根は浅根性で乾燥を嫌うので、マルチ栽培とする。また、梅雨明け後高温時は敷きワラ等で根を保護する
  3. 主枝1本仕立てとし、早め早めに誘引してまっすぐ伸ばす。5節までの子づる(側枝)や雌花は取り除く
  4. 6節以降の子づるは伸ばし、子づるの葉を2〜3枚残して摘芯する
  5. 孫づるも子づる同様に葉を2〜3枚残して摘芯する
  6. 親づるはネットの高さで摘芯する
  7. 株が疲れたり、肥料が切れてくると実が曲がったり、尻細や尻太になるので、収穫始めから10〜15日ごとにNK808(10平方メートル当たり80g)追肥する
  8. 6〜7月の播種は、雌花の着生のいい品種を選定する

2、スイートコーンの作り方

  1. 播種時期は5月上旬〜7月中旬とし、収穫適期幅が狭いので段播きする(肥料は営農の手引き74ページを参照)
  2. 1か所に2〜3粒を約2cmの深さに播く。発芽温度は15度以上
  3. 発芽揃いや初期生育促進のため、マルチ栽培が有効
  4. トウモロコシは他の株の花粉がつかないと実が着かず(他家受粉)、花粉は風で運ばれるため、1列植えだと実の入りが悪くなることがあるので、複数列になるよう栽培する
  5. 本葉5枚頃に1本に間引く。間引きは、残す株の根元を傷めないよう、ハサミを使って切る
  6. 雌花は1株に2〜3個つくが、一番上に着いた花が一番大きくなるので、下に着いた雌花は小さいうちにかき取る
  7. 株元から発生してくるわき芽は残しておく。残した方が1株の葉面積が多くなり養分供給が増すとともに、花粉の長期供給により先端まで実の入った大きなトウモロコシが収穫できる
  8. 収穫は早朝の気温の低い時に行い、早く低温貯蔵する(温度の上昇とともに、糖分が低下する)
  9. アワノメイガの幼虫が雄花を食害したあと雌花に移動して食い荒らすので、雄花が出始めた時と雌花が出始めた時に防除(エルサン乳剤、スミチオン乳剤など)する
     農薬を使いたくない時は、受粉が終わった頃に、雄花を元から切り取る。こうすることで、雄花にいるアワノメイガの幼虫が雌花に移動することを防ぐことができます。

3、6月の野菜管理

ジャガイモの芽かきと土寄せ

 太い芽を1株に2〜3本残して後はかき取ります。芽が多過ぎる小芋が多くなります。また、芽かき作業が終わったら、うねの肩に「NK808」を1平方メートル当たり10〜15g施用してから株元へ土寄せをします。

 
(営農指導部)
 
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