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2012年5月
 

1、田植えや野菜苗の定植は、天候のいい日をねらって

 4月3、4日には、爆弾低気圧による突風や大雪に見舞われ寒い4月の幕開けでしたが、4月中旬になってようやく飛騨地域でも桜の開花だよりが聞かれるようになりました。4月18日には、下呂市和佐の「苗代桜」が満開となり、ライトアップも始まりました。今年の「苗代桜」の開花は、例年に比べ10日余り遅いとのことですが、ようやく飛騨にも苗代の準備の時期がやってきたようです。   
 しかし、春先は気象の変動が大きいため、天気のいい日を見計らって農作業を進めましょう。

水稲

1、茎数確保のポイント

 昨年の飛騨地域の水稲の作況指数は97で、「やや不良」でした。 
 近年、収量低下の原因として、茎数不足の事例が多く見受けられるようです。そこで、その原因と対策をまとめてみました。

(1)茎数の少ない原因

 茎数不足の原因はいくつか考えられますが、活着遅れや分けつ不足が考えられます。
 その要因には、苗質の不良や田植え後の天候不良も考えられますが、苗質や天候があまり悪くなくても、分げつが十分に取れないことがあります。それは、深植えすぎて活着が遅れる場合や、活着後の水管理が深水のままで分げつが進まない場合です。活着後も、苗が可愛いいあまりに、深水のままでは分げつは進みません。分げつが少ないようでしたら、活着後は思い切って浅水管理に切り替えてください。

(2)植付けの深さと活着の速さ

 植えた苗が活着する(白い新根が発生し、新葉が伸び始める)には温度(水温)が必要です。深植えすると、根の位置の地温が低く新根の発生が遅れます。そこで、苗の植付けの深さは2〜3cmの浅植えとしましょう。

(3)活着までは深水管理

 活着の適温は25〜30度とみられますが、飛騨地域の田植えピークの5月中・下旬に25度以上の気温になることはあまり多くありません。日中止水で4〜5cmの深水管理とし、水温をできるだけ高く保って活着を促します。活着期間は田植え後7日〜10日が目安です。

(4)株元への温度刺激が分げつを促す

 活着すると稲は分げつを始めます。そのためには株元に温度の刺激が必要です。
 表は昼と夜の水温を変えた時の分げつの数を調べたものです。昼夜ともに水温が16度では分げつは0ですが、夜が16度と低く、昼が36度と高い場合は分げつが最も多くなっています。分げつを多くさせるには、昼夜の温度差が必要なのです。

(5)活着後の水管理

  1. 3〜4cmの浅水管理
     活着後は3〜4cmの浅水管理とします。浅水の方が深水に比べ、日中は水温が高まり夜間は低下し、昼夜の温度差が大きくなります。
  2. 日中は止水で水温を高める
     日中は止水とし、水の補給は水田の水温が最も低くなる早朝にします。
  3. 漏水防止、差し水防止
     代かきを丁寧に行い、あぜ塗りやあぜマルチ等で、水田の水持ちを良くします。また、水口からの漏水や流入も要注意です。

(6)分げつ期の水管理の注意点

  1. 低温の時は4〜5cmの深水にして稲の保護を行います
  2. ワイてきたら(※)早期中干しを
     浅水管理を続けると、稲わらを春にすき込んだ水田などでは、地温の上昇に伴いワキの発生が激しくなる場合があります。そのような時は、好天が続く時を狙って軽く干してください。
    ※土壌中で有機物が分解し、ガスが発生している状態

2、ちょっとした工夫で水口からの漏水防止、水の流入防止

 写真は、止水弁が劣化して止水が十分にできなかったので、水口の水田側にL型の塩ビ管を取り付けているところです。これによって、用水路の水位の上下に左右されず、止水したい時の水口からの水漏れや、水を入れたくない時の水の流れ込みが防げます。更に、除草剤の除草効果の向上や、水口の生育遅れの解消も図れると同時に、水管理の気苦労が少なくなります。また、落水後は、水口からの水の流入がなくなり、収穫時の水口のぬかるみもかなり解消されます。

野菜

1、購入した野菜苗は定植の適期まで養生を

 トマトやナスは苗を買うことが多いと思われますが、売られている苗は、比較的若い(生育が進んでいない)場合が多いと思います。そのような苗を植え、樹ボケして、実がつかなかったり、実があまり大きくならなかった経験はありませんか?
 樹ボケを回避し、順調な生育をさせるためのトマト定植の適期は、花が1〜2花咲いた頃です。購入した苗がまだ花が咲いていなければ、咲くまで育苗して植えます。鉢が小さければ、一サイズ大きな鉢に植え替えてください。
 ナスはトマトに比べやや若苗で、第1花が咲く前に植えましょう。

2、サツマイモ

(1)作りのポイント

  1. 元肥の窒素を控えてつるボケさせない
  2. マルチ栽培で生育促進を図る
  3. 乾燥を好むので高畦栽培とする
  4. 畦幅1m、株間30cm
  5. 挿し苗時期・・・平均気温18度以上の時期で、降雨の前後とし発根を促す(高山の平均気温が18度になる平年値は6月5日)
  6. 苗・・・長さ20〜25cm、6〜7葉(6〜7節)
  7. 苗の挿し方・・・斜め挿しか船底挿しとし、3〜4節まで挿す

(2)害虫対策

 サツマイモを収穫したら、写真のように穴だらけの芋になったことがありませんか?これはコガネムシの幼虫が食べた痕です。食べ痕がまだ新鮮な時は、収穫時に白いウジ虫を見かけることがありますが、それがコガネムシの幼虫です。コガネムシの幼虫の食害で困っている場合は、作付け前に、ダイアジノン粒剤5(1a当たり400〜600g)を全面土壌混和してください。

(3)おいしく食べるコツ

 サツマイモは、収穫したてより少し時間がたつと甘みが増します。保存しておくと、サツマイモのデンプンが自然に糖分に変わるためです。また、サツマイモは弱めの火力でゆっくり加熱すると甘くなる性質があります。甘さを引き出すには丸ごとふかしたり、じっくり焼くのがいいようです。

 
(営農指導部)
 
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