JAひだ


 
Home
JAの概要
事業のご案内
店舗・事業所
飛騨の農畜産物
トピックス
JAひだニュース
営農情報
職員採用情報
リンク集
お問い合わせ
 
事業のご案内
2012年3月
 

気象変動情報を的確につかみ対応を

◎太平洋水面域の温度低下

 今年の厳しい降雪や寒冷化の原因には、昨年秋からの「ラニーニャ現象」があります。「ラニーニャ現象」とは、太平洋中部から東部の赤道域で、海面水温が平年より、0.5度以上低い状態が6か月程度以上続くことを言います。気象庁の調査では、この62年間で14回のラニーニャ現象が起きているとの報告があります。発生すると1年間程度続くことが多く、世界各地で異常気象を発生させます。

 

◎異常気象の予測

 世界各地で発生する水不足や高温、洪水などの異常気象は、食糧危機や戦争などにつながるなど、歴史の転換点にもなっています。異常気象の発生を事前に知ることができれば、栽培する農作物の種類や品種の変更や、更には肥培管理技術等の見直しなど対策も立てやすくなります。

 地球の気候環境は「大気・海洋・陸地」が互いに作用しあっています。この3つの中では海洋の温度変化がゆっくりで、気象変動の兆候をつかみやすい特徴があり、観測の精度も高まりつつあります。

水稲

ストレスに強い苗作りのポイント

 昔から苗半作と言われるように、苗の出来は品質や収量に影響を与えます。育苗管理の基本技術を励行し、ストレスに強い充実した苗作りを目指しましょう。

◎育苗計画の作成

 田植え後の低温による活着不良や品質、収量に影響する出穂から登熟期の極端な高温を避けるため、極端に早い田植えは避け、JAなどの栽培暦を参照して田植時期を決めて育苗計画を作成します。播種日は田植予定日から逆算して決定しますが、播種日が遅れるほど育苗期間中の気温も高くなるなど、生育が進むことも考慮しておきましょう。

◎浸 種

 稲の種子は、水温12〜15度を目安に7〜10日間かけ、十分に吸水させることが重要です。

 浸種の期間は、積算温度(平均水温×浸種日数)で100度、ひとめぼれ・コシヒカリなどの休眠性の深い品種は、発芽揃いが悪いので120度を目標とします。

 寒冷地で水温が低い場合は吸水が悪く、逆に高水温管理をすると十分吸水しないまま発芽が始まり、発芽ムラにつながります。

 浸種に使用する水は、清潔な水で種子の容積の2倍とし、消毒済み種子は最初の3日間は水を変えず、以後は2日前後で水を交換し酸素を補給します。

 また、細菌性病害の苗腐敗症を予防するため、消毒済み種子でも浸種の最後24時間(催芽直前)は、「モミホープ水和剤」200倍液に浸漬する追加防除を行います。

◎催芽(芽出し)

 催芽は、十分に吸水した種子を最適な温度(28〜30度)で24時間程度を目安に行い、90%以上の種子が「芽切れ」か「はと胸状態」になったことを確認し播種します。なお、31度以上の高すぎる催芽温度や循環式の催芽器使用は、病原菌の増殖を助長するので注意が必要です。

◎播 種

 育苗計画に従い播種します。種子は乾籾で箱当たり160g程度(「ひだほまれ」の場合は180g )のうすまきで育苗箱に均一に播種することがポイントです。

 播種機は、箱への培土や覆土・種子が正確に出ているか確認します。また、播種精度を高めるため種子から余分な水分を脱水機などで除き、種を握っても手に付かない程度にしておきます。

 発芽ムラを防止するため、播種前の培土に十分潅水し、覆土も均一に行い、潅水は表土から種子が露出しないよう丁寧な作業を行います。

◎育苗管理(出芽〜硬化)

 春先は気象変動が激しいので、適切な温度管理と水管理が重要です。特に昼間の高温(31度以上)や夜間の低温(10度以下)に遭遇させないよう注意します。温度・湿度及び潅水の過不足は、苗にとって大きなストレスとなり、発芽不良や生育不良の大きな要因となります。高密度で播種され、温度や湿度が保たれている育苗箱の中は、病原菌類にとっては楽園です。生育不良などのストレスがある苗は病原菌に負けてしまうので、特に育苗期間の初期〜中期は、温度管理と水管理に注意を払って下さい。

 育苗期後半は、サイドビニールを開放しながら外気温や自然環境に慣らし、根張りの良いガッチリした充実苗に仕上げます。

野菜

越冬野菜
雪解け直後からの管理

●エンドウ

 雪解け直後は、圃場の排水条件を再整備し、雪圧で畦が固くなっている場合は、畦肩などの中耕を行い根傷み防止と初期生育促進を図ります。

 草丈10.15cm頃に支柱を立て株が地面を這わないようにします。

 茎葉の伸長期になれば追肥(NK808)を1アール当り2kgを施し、以後15〜20日毎に同量を施します。

 図の1.が霜害に遭って回復が見込めない時は、2.3.の中で健全な芽を残します。間引きは、茎葉が伸び始めた頃に健全な主枝と脇芽で1m当り分枝数が10〜13本になるよう間引きと整枝を行います。

●イチゴ

 融雪後、地温が上昇してくると根の活動が始まり花の充実が進むので、乾燥に注意し潅水を行います。

 追肥は、1回目を開花期に「小粒固型555」で1アール当り3kgを、2回目は収穫開始頃に1アール当り4kgを全面散布しますが、イチゴは乾燥と多肥を嫌うので潅水による液肥の施用がより効果的です。この場合は、「液肥2号」で開花時から果実肥大期に1アール当り5kg前後を数回に分けて施します。また、外葉古葉は、開花の始まる頃までに取り除き、株元を清潔に保ちます。

●キャベツ

 越冬キャベツは早播きすると春に抽苔します。時期に合った品種を播種するようにします。

 追肥は雪解け後、有機肥料を1アール当り5kg、2回目は結球開始時に有機肥料を1アール当り5kg施します。

 
(営農指導部)
 
  最新の営農情報はこちら>>
飛 騨 農 業 協 同 組 合 Copyright(C) 2007 JA-hida All rights reserved.
ご利用にあたって