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2011年10月
 

 8月から9月にかけて台風や大雨などにより、全国各地で災害が発生し、農作物にも大きな影響が出ました。

 幸い、飛騨地方では大きな災害や農作物被害は少なかったものの、今後も気象の変動に合わせ、確実・適正な対策や管理作業を行い、安定した品質・収量の維持に努めましょう。

 近年、鳥獣被害が急増している中、今年は山の木の実などは比較的多く付いていますが、里で農作物の味を覚えた鳥獣に対して、油断は禁物です。最後までしっかり対策を行いましょう。

◎農作業事故に注意!

 農作業時、特に農業機械を使用している時の事故が増加しています。『慣れ』『疲れ』『気のゆるみ』には注意を払い、無事故で一年を終えられるよう心がけましょう。

◎気象の動向

  向こう1か月の平均気温は高い確率50%、降水量は多い確率40%、日照時間は少ない確率40%の予想です。

水稲

1水稲生産上の問題点

 今年の水稲は、田植後の低温により初期生育が悪く、分けつ遅れなどが目立ちました。7月の好天により生育はほぼ回復したものの、生産する上では、近年の激しい気象変動の中、その時々の天候に合わせた生産現場での柔軟な対応が重要です。

 ここ近年の飛騨地域の水稲栽培上の問題点を整理してみると、

1.田植後の初期生育の遅延
・気温・水温低下による生育不良(低温時の水管理不足など)
・急激な気温上昇に伴うガスの発生による生育障害

2.難防除雑草多発田の増加
・オモダカ、ホタルイ、クログワイ、ヒエなど

3.夏場の高温時の水管理不足

4.カメムシ類による被害の増加

5.8月末頃からの止葉の枯れ上がり
・紋枯病の発生、早期落水による田面の乾燥、肥切れ
  以上のような課題を解決していくには気象動向に合わせた水管理や栽培管理が重要です。次年度に向けた問題点解決のために、まずは水田の土作りから対策を行いましょう。

2水田の土作りと次年度対策

1.秋 耕

 刈取り後早めに、切りワラを均一に広げます(湿田やワラ過繁茂水田では、減量して施用)。また、稲ワラを持ち出した水田では、牛糞堆肥の場合10a当たり1〜1.5tを施用し、翌年の元肥は50%前後減肥します。

 秋耕の深さは、10cm程度の浅耕で有機物の分解・腐熟を促します。浅目の耕起は、雑草の種子(種イモ)が凍害を受けやすくなり、殺草効果や病害虫の越冬抑制効果が期待できます。深耕すると、有機物の分解が遅れ、翌年有害ガスが発生しやすくなります。秋耕直前にワラクサール20kg/10aなどを施用し混合すると、分解が促進され効果的です。

 土作り資材は、秋耕または春耕直前に「ニュー味力アップF」または「土のかおり」を80kg/10a施し、土と混合します。

2.雑草多発田の除草対策

 1年生雑草ではヒエ・タウコギ・アメリカセンダングサなどが、多年生雑草ではホタルイ・クログワイ・オモダカ・ウリカワ等が目立ちます。

 雑草が特に多い圃場では、秋耕の実施や田植前後の初期と後期の的確な除草剤の組み合わせ処理とその後の水管理により、3年程度かけて確実に減らすようにします。雑草の種類に応じた防除体系は、JAの営農指導員や各資材店舗にご相談ください。

野菜

野菜畑の土作り 健全で品質の良い野菜生産を

 1年に2作以上の作付けを行うと地力の消耗が大きく、複数作を繰り返すことで乾燥や湿害を受けやすい土壌になるため、日頃の土作りが大切です。

1土壌(土作り)の目標

(1)完熟堆肥などの施用により、有機物を充分含み、有機物などを分解する有用微生物が多い土壌にしましょう

(2)栽培作物に合った土作り肥料(石灰・燐酸・微量要素等)を適量(過剰は禁物)施用しましょう

(3)1年に1度は、25〜30cm深さに深耕(この時、土作り資材を混入)しましょう

(4)畑は、大きさに応じて周囲や圃場内に排水路を作り、滞水させないよう整備しましょう

(5)栽培終了の都度、作物の残骸(雑草等も含む)などをきれいに処理し、圃場衛生に心がけましょう。また、冬前にも耕起して寒気にさらし、病害虫の少ない畑地作りを行いましょう

2秋播き野菜の肥培管理

 10月は、気象的には安定しやすい月ですが、まだまだ台風や集中豪雨なども考えられます。

1 ハクサイ、ダイコン、カブ
  集中豪雨や長雨に遭遇すると、根痛みを生じ病害発生や肥切れを助長するので、排水対策と追肥の施用に心がけましょう。

2 イチゴ
  イチゴの株は肥やけしやすいので、定植後は乾燥させないよう潅水を行い活着を早めます。根痛みを起こすと葉が紅色・小葉となり、花芽が不規則になります。

 イチゴは、5度以下になると発育を停止し休眠するので、その前に活着を進め、根張りを良くしておきます(大苗・大株ほど多収)。

3 タマネギ
  定植に良い苗は、地際部の太った部位の径が0.6〜1.0cmが良く、これより太いものは「とう」が立ちやすく、細いものは収量が上がりません。

 苗の掘り取りは、根を傷めないよう潅水してから行います。

 排水の良い圃場を選び、石灰を施し酸性を矯正します。

 定植は、10月下旬〜末頃行い、株元の緑葉部が隠れない程度で、深植えしないようにします。

 定植後、乾燥したら早めに潅水し、活着を進めます。

 降霜期前には、株が浮き上がらないよう、株元を鎮圧しておきます。

4 ネギ苗

 降霜期前には、排水対策を整え、株元の鎮圧を行います。

5 オリナ

 連作したり水はけの悪い圃場では、病害が発生しやすいので、初期防除や排水対策を徹底します。

 10月下旬に大苗を定植し、年内に株を大きく生育させます。

6 エンドウ

 播種期は、10月末〜11月上旬です。

 エンドウを含む豆類は、連作を避けて圃場を選定します。

 酸性土壌では、生育低下の原因となるので、石灰を施し酸性を矯正します。

 元肥が多過ぎたり、早播きすると、年内に伸び過ぎて寒害を受けやすくなるので、適量の施肥と適期播種に心がけます。

 遅播きは、分枝が少なく生育遅れとなり、収量が上がりません。

 
(営農指導部)
 
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