JAひだ


 
Home
JAの概要
事業のご案内
店舗・事業所
飛騨の農畜産物
トピックス
JAひだニュース
営農情報
職員採用情報
リンク集
お問い合わせ
 
事業のご案内
2011年9月
 

事前の対策と管理で
被害防止と安定生産を

 9月に入り実りの秋を迎えましたが、最後まで最善の作物管理に努め、収量・品質の安定を図りましょう。

 近年は、気象変動が激しく、特に9月は、台風・集中豪雨(秋雨)の発生、更には鳥獣害による被害が出やすい時期です。また、収穫・調整作業など、機械の使用が多くなるなど、災害だけでなく、事故防止にも十分な注意が必要です。

 一方、農畜産物の出荷・販売においては、農薬などの使用基準を守り、安全で安心できる物づくりに心掛けましょう。

1 気象変動への対応

 近年の気象変動により、極端な高温や強風、集中豪雨などへの対策が重要となっています。台風などの勢力が強まる傾向にあるため、ハウス周囲の排水対策を徹底し、地盤が緩んでパイプが引き抜かれないようにすることや、留め具の数を増やすなどの対策が被害防止のポイントとなります。

2 地域ぐるみで鳥獣害対策を

  近年の鳥獣被害の多発で、国会でも生態系保全と調和した個体数の管理を進める必要があるとして、狩猟期の前倒しや猟友会の担い手育成などの検討がされています。

 飛騨管内でも、農作物の鳥獣被害が急増しており、戸別の対策だけでなく、地域で話し合うなどして、地域ぐるみの対策を検討する必要があります。

3 農薬使用基準を厳守!

 作物ごとの適正な肥培管理に努めるとともに、農薬を使用する場合は、使用基準の厳守はもちろんですが、他の作物や周囲への飛散・用水などへの流出に特に注意を払って、環境にやさしく、安全・安心で、健康に役立つ、農作物の生産・販売に努めるのが、生産する者の使命です。

稲 作

 5月の田植以降、変化の大きい気象環境の中、ほぼ平年並の出穂を迎え、9月上旬から刈取り時期に入りました。

 販売用・自家用の区別なく、不注意等による商品・食品としての要素の低下を招かないよう、計画的で吟味した管理作業に努め、安定した収量と品質を確保しましょう。

1.異品種の混入防止

 刈取り品種を変える時は、必ずコンバインなど機械内部の清掃を行うとともに、乾燥・調整時の混入防止にも注意しましょう。

注)機械内部などの清掃時は、必ずエンジンを止めて下さい。

2.異物混入の防止

 土や小石・雑草種子の混入防止のため、刈取り高さの調整が重要です。

3.刈取り適期の判定

 刈取り適期は、出穂後40日目頃(「ひだほまれ」は35日目頃)を目安とし、穂の85%前後のモミが黄色(熟色)くなった頃が適期です。

 早刈りは青未熟粒や死米が多くなり、刈り遅れは胴割粒・着色粒・穂発芽粒(たかやまもち・ひだほまれ)などが増加し、いずれも整粒歩合や光沢など、品質・収量の低下につながります。

3.刈取り作業

 まず事前に使用機械の点検・整備をしておきましょう。

 刈取りに適した時間帯は、朝霧が消える午前9時頃から、夕霧が降りる午後5時頃までです。露のある時間帯や降雨中、降雨直後の刈取りは行わないようにします。

5. 上手な乾燥作業の実施

 コンバインで刈取り収穫した生モミは、直ちに施設や乾燥機に投入できるよう計画的に作業を進めます。コンバイン袋などに入ったまま長時間経過すると醗酵米となり、著しく品質・等級が低下します。

 ハサ干し乾燥は、刈取り当日にハサがけし、天候にもよりますが10日程度の乾燥で脱穀します。

 乾燥機の利用は、急激な温度変化を与えず、45度以下で徐々に行い、仕上げ玄米水分は、14.5〜15%とします。

注)「ひだほまれ」は、胴割米防止のため、半日から1日間程度の通風のみの乾燥が必要です。
※機械を使った作業は、安全第一で、事故防止に努めましょう。
※後半の農薬散布は、収穫前使用日数と使用量を守り、飛散防止に努めましょう。

野 菜

夏秋野菜(果菜類)の肥培管理

 9月は、夏秋野菜にとって比較的適温の時期ですが、残暑、秋雨・台風など気象変化の大きい月です。病害や根痛みの発生など、生育が低下する圃場も多く見られるようになります。

 9月上旬には芯止めし、追肥も以降は中止します。圃場の排水性を高め通風性を良くするために、水溜りの除去や下葉掻きを徹底し、環境を良くしましょう。

 病害防除は、予防防除を中心に行い、発病したら治療剤防除に切り替えます。適正な防除を行うため、使用方法などについては、JAの営農指導員や資材店舗にご相談ください。

秋野菜の肥培管理

1.ハクサイの管理

 間引きは、本葉2枚時に2〜3本とし、本葉4〜5枚時に揃った株で1本立てとします。

 追肥は、2回目の間引き後で、条間に10平方メートル当たり追肥化成150g、2回目は、播種後30日目頃(本葉6〜7枚)に200gを畦肩から畦溝に施します。

2.ダイコンの管理

 播種後15日目に1本に間引きします。株元が不安定な場合は土寄せします。

 追肥は、間引き終了直後に、条間へ10平方メートル当たり追肥化成200gを、2回目は播種後25日目頃に、同量を畦肩から畦溝に施します。

3.紅カブの管理

 本葉3〜4枚(播種後15〜20日)になったら、株間が15〜18cmに1本立てとなるよう間引きます。

 追肥は、播種後15日目と30日目頃の2回を目安に、追肥化成を10平方メートル当たり200g施します。

注)いずれの野菜も、長雨等で肥切れを起こすと、白斑病など病害が発生しやすく、生育不良となるので注意しましょう。農薬を使用する際には、作物に登録があるかどうかの確認と、使用基準を守った防除を行いましょう。

飛騨ねぎの土寄せ

 ねぎは暑さや乾きに弱い作物ですが、9月を迎え涼しさが増すと、生育が旺盛になります。

 1回目の土寄せは、8月末〜9月初旬に、追肥(10平方メートルあたり追肥化成200g)と併せて行います。

 2回目は、9月下旬に1回目と同様に追肥と併せて行います。

 3回目は、10月中下旬(収穫30日前頃)に行います。

注)土寄せの高さは、1、2回目は葉身の分岐位置までとします。分岐位置より高くすると、生育が止まりやすくなります。また、土寄せ時に畦間を深く掘りすぎると根を切るので注意しましょう。

越冬野菜の育苗

 近年の秋の天候は、遅くまで暖かい日が続くことが多く、平年の播種期では大苗になりすぎて、越冬に支障(オリナ以外)をきたすことがあります。秋の天候予測は難しいですが、健全な苗作りを心掛けましよう。

1.タマネギ

 酸性土壌を嫌うので、石灰を必ず施用します。

苗床=5平方メートル(本圃1a当たり)
・完熟堆肥・・・10kg
・苦土石灰・・・0.8kg
・重焼燐・・・0.4kg
・有機アグレット666・・・2kg

 発芽して苗が釣鐘状になったら、徒長しないよう早めにワラを取り除きます(日中の除去は避ける)。苗床が乾燥したら潅水をします。

 苗丈が5cmになったら、混んだ部分を間引きし、条間を軽く中耕します。

2.飛騨ネギ

苗床=8平方メートル(本圃1a当たり)
・完熟堆肥・・・16kg
・苦土石灰・・・1.6kg
・重焼燐・・・0.3kg
・有機アグレット666・・・0.7kg

 播種後薄く覆土し、30日目に混んだ部分を3cm間隔に間引きします。凍み上がり防止のため、直前に苗床を踏んでおくと被害が軽減できます。

3.オリナ

 大きな苗作りのため、薄播きします。 

苗床=8平方メートル(本圃1a当たり)
・完熟堆肥・・・16kg
・苦土石灰・・・1.6kg
・有機アグレット666・・・1.5kg

 株間10cmに4〜5粒播いて、本葉1枚時に2〜3本に、本葉4枚時に1本立てとします。大き目の苗で10月下旬までに定植します。

 

 
(営農指導部)
 
  最新の営農情報はこちら>>
   
飛 騨 農 業 協 同 組 合 Copyright(C) 2007 JA-hida All rights reserved.
ご利用にあたって