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2011年6月
 
 

6月の気象変動に注意を

 東海地方は平年より12日早い、5月27日に梅雨入りしました。5月末には早くも台風2号が日本に接近し、全国各地で大雨となりました。6月は北の寒気と、南の暖気の気温差が大きくなって、低気圧が発達しやすく、爆弾低気圧と言われるような急速な台風並みの風(嵐)に発達することがあります。降雨量が増加するとともに、突風の発生などで気象災害も多くなります。

 農作業も忙しくなる時期、圃場環境(排水・病害等)と、農作業事故防止への対策を徹底してください。気象情報を良く確認しながら、注意報や警報が出た時は無理をせず、安全に心がけることが重要です。

気象の平年値更新

 その時々の気象(気温・降水量・日照時間等)や天候(冷夏・暖冬・少雨・多雨等)を評価する基準として利用される平年値が5月18日より新たな値に更新されました。

 平年値は10年ごとに更新され、新しい平年値は1981〜2010年の30年間を平均して求められた値です。これまでの各地の平年値は、1971〜2000年までの値でした。

 新旧の平年値を時期別に比較してみると、図1のように変化しました。気温は年平均で0.4度前後上昇し、降水量は4月、6月、8月中旬〜9月で減少、日照時間は、3月、5月、7月で低下しました。気温予報の「平年並み」は以前の「平年並み」に比べて暑いことを指しますので、注意が必要です。

稲 作

安定稲作への初期管理ポイント

  1. 水温上昇と深水管理
    日中は止め水して水温の上昇に努め、生育・分けつの促進を図りましょう。
  2. ガス抜きの徹底
    水温上昇によって土壌中の有機物の腐熟等が進行し、有害ガスが発生しやすくなります。田植え後20日を目安にガス抜き(早期中干し等)を実施しましょう。
  3. 効果的な雑草防除を
    水温上昇によって雑草の生育も進みます。雑草種に合った除草剤を効果的に使用し、雑草の発生を防止しましょう(飛騨のこめNo.1参照)。
  4. 病害虫の防除
    病害虫(葉イモチ病及び害虫類)の防除を徹底しましょう。田植後の圃場周辺での余った苗の放置は、病害虫の発生源となるので、早めに処分しましょう。
  5. 中干しで根の伸長促進
    適期中干しによる根の全層伸長を促しましょう中干し作業は、目標茎数の80%が確保できたら開始します。実施期間中の天候にもよりますが、7日間位で圃場全体に、1cm幅位の亀裂が多数発生するまで実施します。この後の潅水は、3湛1落(3日湛水・1日落水の繰り返し)の水管理とし、根の健全化を図ります。
  6. けい酸加里の施用で品質向上
    けい酸加里の施用は、稲体の強化と品質向上を図るために、出穂40〜35日前に10aあたり30kgを施します。特に倒伏し易いコシヒカリ・ひとめぼれや、軟弱に育った稲に施用します。
 

 
野 菜
 

 それぞれの季節、それぞれの旬の野菜は、人の身体にとって、その時期に必要な栄養分を一番多く含んでいます。家庭菜園は「旬を」食べて健康を支えているといえましょう。

 6月は、梅雨期で一般には、日照時間が少なく降雨量も多いため、充実した野菜類を生産するには厳しい時期です。各作物の特性を理解し、適正な肥培管理で乗り切りましょう。

6月の管理のポイント

  1. 圃場周囲や畦間など排水溝を整備し、降雨時の滞水が無いようにしましょう。
  2. 露地栽培では高畦とし、マルチ被覆や敷きワラなどで、雨水での土の跳ね上がりを防止しましょう。
  3. 露地では降雨が続くと、養分の流亡が多くなるので、生育に応じ少量ずつの追肥を施しましょう。
  4. 高温乾燥が続く時は、土壌が乾燥し養分吸収が低下するので、潅水を行ないます。また、高温乾燥時は害虫の発生が多くなるので適期に防除しましょう。
  5. 降雨や日照不良が続くと、病害が発生しやすいので、予防防除を徹底しましょう。
  6. 果菜類は、雨天や日照時間が少なくなると、わき芽が伸びやすく、通風や採光性が悪化します。早めに芽かきや主枝の整理をし、安定した生育を確保しましょう。
  7. 5月に果菜類を若苗で定植した圃場では、急激に生育が旺盛(過繁茂)になります。肥培管理に注意し生育の安定と、病害虫の防除を徹底しましょう。

品目別のポイント

きゅうり
 6月に入ると直播ができます。5月中に定植した苗は、主枝を伸ばしネット支柱などに誘引します。
 追肥は、収穫開始期から10〜14日間隔で追肥化成(808)を、1株当り根の伸長先へ25g施します。収穫は若穫りに努め、樹勢を維持します。

トマト
 第3果房開花時より、生育に合わせて追肥化成(808)を1株当り10g根の伸長先へ施します。
 以後、収穫開始までは14日間隔で伸長した根先へ施します。生育によっては多少の加減を行います。

なす・ピーマン
 多肥に強いので肥切れさせないよう追肥します。第1果の肥大が確認できれば、株の根先へ1株当たり20g、収穫が始まれば畦肩へ1株当たり30gを施します。

すいか
 開花前に生育が旺盛になると、着果しにくくなるので、初期の追肥は避けます。各主枝の20〜25節目が開花した朝に、人工授粉をし交配日を記録しておきます。交配して40日目頃が収穫時期となります。
 交配して果実が握り拳大になったら、追肥化成(808)を1株当たり50g、伸びた根先へ施します。また、この追肥20日後頃に各株ツル先周辺へ100g程度施します。

スイートコーン
 本葉5枚頃に揃った株を残すため、ハサミで切り1株に間引きします。追肥は、播種後45日目頃(草丈1m)の雄穂生長期に、追肥化成(808)を1株当たり10g程度畦間に施します。

じゃがいも
 萌芽した芽数が多いと芋数は多くなりますが、小芋となるため、萌芽を見たら太い芽を1〜2本残し、他はかきとります。追肥は土寄せ時に追肥化成(808)を1株当たり8g程度施します。

飛騨ねぎ
 定植15〜20日後から追肥しますが、肥焼けしやすいので株から離して、少量(追肥化成(808)を10平方メートル当り1kg程度)を20日間隔で3〜4回施します。

たまねぎ
 特に貯蔵用は、追肥を収穫40日前には中止します。収穫は、葉が50〜60%倒伏した時の晴天日に抜き取り、畑等で1〜2日間乾燥させから玉吊りします。

 
(営農指導部)
 
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