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2011年1月
 
 
 

新年1月に入ると、寒くて雪の多い日が続き、全国的にも災害や事故が多発しています。しかし、地域によっては梅の開花が早まるなど、変化の大きい気象となっています。

 このような中、2月の積雪量や融雪速度は、以後の農作業の開始時期に影響を及ぼすため、適期・適正な融雪対策を講じ、安定した地域農業を進めていくことが大切となります。

農産物の売れ筋
おいしさ・健康が主力

 日本農業新聞の「2011年農畜産物トレンド調査」(流通業者への売れ筋商品調査)によると、景気が前年より「とても悪化」「やや悪化」と答えた割合は合わせて51%で、2010年の68%、2009年の84%に比べ減少しました。
   さて、図―1、表―1は、同調査の売れ筋のキーワード(今年から複数回答)です。1位は2年連続で「おいしさ」が50%となり、昨年の気象条件によって品質が不安定となった影響か関心が高まっています。
 2位以下は「健康」41%、「安全・安心」25%、「地産地消」24%、「低価格」23%と続いています。

図-1

作物別のキーワード

 野菜は、4年連続で高糖度トマトが1位、次いでサツマイモ「安納芋」「スナップエンドウ」など、甘さが特徴の品目が上位となりました。果実はブドウに注目が集まり「シャインマスカット」「ナガノパープル」など、甘く皮ごと食べられる品種が消費者ニーズに合致しているようです。花きは、個人需要に期待する回答が5割を超え、国産花は花持ち(日持ち)を求める動きが更に高まっています。食肉は、消費者の低価格志向が続く見方が濃厚で、肉牛消費は「横ばい〜減る」が8割を超え、割安な鶏肉は4割が「増える」と回答しました。米の消費は6割が減少すると回答し、消費拡大には価格で対応との声が根強いようですが、こだわり品の少量包装での販売や、山形「つや姫」の県を挙げた販売戦略に評価が高まっています。
 また、販売面で力を入れたいのは「地産地消」が1位、「プライベートブランド商品の開発」が2位となりました。
 (調査対象は、野菜・果実・花き・食肉・米の5部門で、2010年12月調査、スーパー、生協、卸売会社など、200社を対象に調査。回収率61%)

表-1

 

異常気象について
農家の備えが重要

 

   ここ近年、異常気象に見舞われることが多く、平年の基準で農業を行っていては、安定生産が確保できにくい状況が出てきています。
 二酸化炭素による地球温暖化の動きと、関連する太平洋熱帯付近での海面水温の変化が複合すると、昨年のような猛暑の発生となります。
 東大大気研究所の木本昌秀教授は「2010年6〜8月の日本の平均気温は、平年と比較し1.64度高かった。この僅かなブレがいかに大きな影響をあたえるか、猛暑で実感できたのでは」と話しています。今後についても、高温障害が発生したり、激しい降雨があったり、干ばつが激しくなったりという状況は、世界的に極端になると警告。「農業者の皆さんは、日頃から異常気象の備えが必要」と強調しています。今後も特に夏は、北日本で冷夏、西日本では猛暑となるパターンが、増える傾向にあると予測しています。
 現在は、太平洋熱帯付近の海面水温が基準値を下回るラニーニャ現象が続いており、終息の時期によっては、また暑くなる可能性があり、空梅雨にも注意が必要とのことです。

 
気象変動と
農作物生産の安定
 

 農作物の安定生産には「品種選定が適正か」「栽培環境整備が適正か」「栽培技術が品種・環境に対応できているか」が重要で、この3つをバランスよく管理することが基本となります。

1 品種

 1.品質(おいしさ)、収量が安定しているか
 2.病害虫に強いか
 3.気象への順応性や栽培のしやすさなど


2 環境

 1.気象条件
  高温・乾燥か
  多雨・日照不良・低温か
 2.土壌条件
  土作りが充分か(施肥量は適正か)
  栄養性・保水性・排水性など
 3.水条件
  潅水できるか、排水対策が充分か


3 栽培技術

 1.品種に応じた適期作付
 2.生育と気象に応じた諸管理の実施 3.異常気象・災害時の緊急技術対応
 4.温度(気温・地温・水温)湿度管理の徹底
 5.適切な病害虫防除(農薬使用)の実施
 6.適正な日照量の確保など


 以上に心がけ、早目の対応が重要となります。

水稲
 

施設・機械類の整備を

 農作業開始にはまだ早い時期ですが、円滑な作業の開始に向けて、施設や機械類のメンテナンスにあたっておきましょう。
 苗半作といわれるように、稲作において、苗作りが最も重要な作業です。本番で慌てたり失敗の無いよう、施設や機械の点検を済ませておくことが重要です。

1 育苗施設
 育苗ハウスの保温資材やハウスパイプの点検・補修、換気装置や潅水装置の点検、さらに、苗床の均平化は十分気をつけて実施しましょう。

2 催芽機・育苗器
 サーモスタットの作動確認が重要です。実際の温度と測定値にズレがないことを確認します。

3 播種機 動かしてみて、培土や種子の繰り出しが適正か、駆動部のベルトなどに損傷がないか、潅水部・覆土部が正常に作動するかを確認整備しておきましょう。

4 トラクター及びその他機械類 点検を実施すると共に、付属機械の円滑な作動や、代かき時の圃場均平化のための確認をしておきましょう。

 
 

融雪の促進

 降雪量の多い年は、春先の雪融けも遅れるため、作付や生育の遅延を招きます。春の気象予報や天候に応じた、融雪促進を図ることが重要です。融雪を早めるには、昔から降雪がなくなる頃から土(黒土)や灰等を散布する方法が行われています。しかし、せっかく融雪促進資材を撒いてもその後降雪があると、効果は止まってしまいます。資材散布には、晴天日が続くこと、気温が高いこと、降雪が少ないこと等が予測される場合に実施するようにしましょう。また、施設や樹木が雪に埋もれたものは肩下まで、枝の掘り出しなどを行い、融雪剤を散布しましょう。雪に埋もれた状態での散布は、被害防止効果は期待できません。土や灰に代わる効果のある資材には「スーパー木炭C」などがあります。

 
 

東海地方の気象予報

2〜4月の長期予報

図-2

 
 
(営農指導部)
 
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