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2010年6月
■気象変動への備えは万全に
 

 今年は春先より、激しい気象の変化(気温・日照時間)が続きました。今月も、気象変動に対する取り組みの重要性について触れておきます(図1)。飛騨地域においても、農作物の生育や開花の遅れが発生していますが、その時々の変化に対応した、作付けや肥培管理が重要となってきます。
 
 気象庁の7月までの長期予報では、北日本は低温傾向で降水量が多く、関東以西では逆に高温傾向と予測されています。また、1980年及び1983年の冷夏に似る可能性を指摘する専門家もいます。
 
 農作物は特に気象変動の影響を受けやすいので、今から冷夏及び暑さに備えておくことが重要です。

東海地方3か月予報

 
稲作
 

 過去の気候推移の分析を見ると、春に気温が乱高下する年は、冷夏につながるケースが多いと言われ、冷害への対応も欠かせないと考えられています。対策としては、「初期生育の安定」「深水管理と水温上昇」「昼間の止め水励行」「イモチ病防除の徹底」、「有害ガス発生田での早期ガス抜き徹底」などです。
 
有効茎数の確保は6月末までに
 
 稲は規則正しく生育し、栽培品種のほとんどは、積算温度で生育が進みます。気象条件がよければ生育、出穂が早まります。逆に条件が悪いと生育、出穂が遅れ、不稔粒や未熟粒の増加となります。
 
 田植後2〜3週間の水温上昇管理とガス発生田では早期ガス抜きの実施、更には、雑草防止に心がけ、早期の目標茎数を確保します。出穂の45日前までに、表1の茎数(3枚以上の葉を有した茎数)を目標にします。
東海地方3か月予報
 
健全な根の伸長による生育の向上
 
 根の発達は、生育中期以降(中干し後)から、深く伸張しますので、健全化のために、深い位置への酸素の供給と、新鮮な水を補給する水管理が大切です(間断潅水)。
 
けい酸加里の施用で稲体の強化と品質向上
 
 けい酸加里の施用(30kg/10a)は、稲体を強健で倒伏しにくくし、イモチ病などの抵抗性を高めます。6月末〜7月初旬(出穂40〜35日前)に施します。特に倒伏しやすいコシヒカリやひとめぼれ、軟弱に育った稲には施用が必要です。
 
中干しの目安は・・・
 
 各品種の目標茎数の80%が確保できたら、天候にもよりますが中干し(7〜10日前後)を行い、田面全体で足跡が1cm位沈む程度か1cm幅の亀裂が発生するまで実施します。しかし、この時期の低温は、幼穂形成に影響するので、低温に弱いたかやまもちなどについては、低温時の強い中干しを避けます。
 
 中干し後の水管理は、根への酸素供給を考えて、3湛1落など間断潅排水を行い根の健全化に努めますが、低温時は注意した水管理が必要になります。
 
中・後期除草剤の効果的使用
 
 発生雑草に効果的な除草剤を選定し、薬害を出さないよう使用時期と散布量・方法を守って実施します。営農の手引き31〜34Pを参照し、的確な防除を行ってください。
 
適期の病害虫防除
 
 病害虫(イモチ病及び初中期害虫)防除は、一般に箱施薬で行われていますが、未実施の場合は6月下旬には他剤で必ず実施しておきましょう(営農の手引き35P参照)。

 
野菜
 

梅雨期の肥培管理と高・低温対策
 
 梅雨期に入ると湿度や土壌水分が高まるとともに、急変する高低温の影響を受けて野菜類の生育に障害や病害が出やすくなります。
 
対策1
 圃場周囲や畦間等、圃場外への排水徹底
 
対策2
 露地栽培では高畦とし、雨水の跳ね上がり防止(マルチ、敷草他)
 
対策3
 露地では養分の流亡が多くなるので、生育に応じた少量ずつの追肥の施用
 
対策4
 高温乾燥が続く時には、養分吸収が低下するので潅水を実施し、害虫が発生しやすいので防除を徹底
 
対策5
 降雨、日照不良が続くと、病害が発生しやすいので、予防防除を実施
 
各野菜栽培上の注意点
 
なす
1.連作を嫌うので圃場を替えるか、接木苗を使用
2.深根性であるので畦を高くし根張りを良くする
3.苦土欠が出やすいので、苦土石灰を必ず施用
4.多肥を好むので肥切れに注意
5.乾燥を嫌うので、高温時は敷き草や潅水を行う
6.主枝は真直ぐに伸ばし、枝先を曲げない
 
トマト
1.、2.なすと同じ
3.乾燥をやや好むので、排水の良い圃場を選ぶ
4.元肥が多いと木ボケするので、第一果房が着果するまで肥料は控える
5.高温乾燥で石灰欠乏が出やすいので適度な潅水を行う
6.わき芽は晴天日に、早めに除芽
7.果房が7段位になったら、芯止めをする
 
ピーマン
1.なすと同じ
2.やや浅根性で乾燥を嫌うので、敷き草等で乾燥を防ぐ
3.特に高温を好むので、早植は避ける
4.ウイルス病に弱いので、初期のアブラムシ防除に努める
5.肥切れすると、着果や肥大低下するので追肥を実施
6.過繁茂になったら、枝抜きして整枝する。
 
きゅうり
1.ウリ科の連作を避ける
2.浅根性で乾燥を嫌うので、敷き草などと潅水で根を保護する
3.土壌が乾燥すると下葉の黄化、果実の曲がり・肥大が悪くなるので潅水する。
4.ツルは出来るだけ真直ぐに誘引する。
5.子ズルは2〜3本とし、2〜3節で摘芯し着果を調整
6.幼苗期の害虫(ウリバエ)の防除を徹底

 
(JAひだ営農指導部)
 
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