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2010年3月
■地域の気象の特徴を知って作物生産の安定を
 

 飛騨地域の気象は、分水嶺を境にして日本海側と太平洋側に分けられます。全般的な特徴としては、気温の日較差(日最高と最低気温の差)が大きく、特に、春と秋には大きくなる傾向があります。また、地形的に霧や朝曇りの発生が多く、湿度は日中少な目ですが、夜間に高くなる傾向で、日中に30%程度(春・秋)の日があるのに対して、夜間になると90%にもなることがあります。一方、降雨量や降雪量はやや多目です。雪は北部で多く南部で少なくなっています。

 これら地域の特徴に、気象の急変や異常気象が加わると、気象災害となって被害が発生することになります。気温や降水量、日照時間、強風などに留意し、ハウス施設及び露地栽培の作物生産の安定管理に心がけましょう。

東海地方の1カ月予報

 
水 稲
  1 育苗のポイント

 苗質の良否は、活着や初期生育の促進と、有効茎数の早期確保に大きく関係し、ひいては米の品質、収量に大きく影響します。育苗期間となる4〜5月は気象変動の大きな時期ですので、作業にあたっては事前に機械・施設の調整を行い、基本技術が徹底できるよう準備します。中でも出芽以降の苗管理では、育苗ハウスの準備が重要となります。特に、ハウス利用による播種・出芽育苗体系では重要です。

1.育苗ハウスの準備

 パイプハウスは、苗箱配置面積よりもむやみに大きな施設とせず、管理しやすい面積に区分し、保温・換気・遮光・潅水等の管理を適正に行なえるようにしましょう。

(1)ハウスは、肩及び軒の高いもので、少しでも気温変動の少ない施設を使用します。

図ー1 育苗ハウスの例

(2)ハウスサイド裾からの冷気の侵入を防ぐため、裾張り(裾は地面に土で固定、幅0.5〜1.0m)を設置するとともに、地域や時期によってはトンネルによる保温を行う。
(3)ハウスの肩換気が出来るよう、屋根肩フイルムのズリ上げ、又はサイドビニールのズリ下げを行うとともに、トンネル被覆の除去により高温対策を図ります。
(4)床面には有孔ポリ等を敷き、土壌中水分の安定化で、根の伸長及び苗質の均一化を高めます。
(5)特に、緑化開始時の強日照・高温防止のため、遮光資材を使用し苗の生育安定を図ります。
(図ー1参照)

2.緑化管理のポイント

(1)ハウスへの苗移動は、直射日光や冷気に合わせないよう気をくばります。特に、強日射に合うと白化苗となり、生育が著しく低下するので、苗移動時から緑化2日後までは、遮光資材(遮光率50%程度)の被覆で強日照・高温化を防止します。
(2)緑化期間は2〜3日(草丈2p)とし、温度管理は日中20〜25℃(30℃以上は絶対禁止)夜間は10〜15℃を厳守します。

2 水田管理のポイント

1.土づくり

1)堆きゅう肥の施用は完熟したものを使用し、10aあたり2t以内にとどめ、この場合の元肥は、基準量の50%以下とします。
(2)土壌改良剤は、珪酸・苦土・鉄など微量要素も含んだ資材を利用し、生育の健全化と食味の向上を図ります。資材としては、魅力アップF、土のかおり、農力アップ、ミネラル宝素などで、10aあたり80sが効果的でしょう。中でも、魅力アップF、農力アップは、燐酸・加里が含まれるので元肥で調整します。

2.耕起

 耕起作業は、一般にロータリー耕が中心ですが、プラウ耕も行われます。

(1)耕起は本田の耕土を軟らかくし、土壌条件を良くするとともに、有機物の多い水田では、土壌中の潜在窒素の肥効を高めます。また、雑草の発生を抑制する(プラウ耕)効果もあります。
(2)耕起の深さは、秋耕では浅め10p位とし生ワラ等の腐熟を進めますが、春耕は作土の確保で根量の増加、雑草抑制のため15〜20pの深さで行います。このため、数年に1度は深耕ロータリー又はプラウ耕を行うと良いでしょう。
(3)耕起作業は、表面の均平化も大切ですが、耕起底の均一化も重要です。

野 菜

 この冬は、周期的な降雪により、前年に比較し積雪量も多く、今後の融雪期も遅れるものと予想されます。特に、越冬野菜類は、雪解け後の生育安定対策を徹底することが重要です。

1.雪解け直後には、圃場内の排水条件を再整備するとともに、雪圧で土が固くなっている場合は、畦肩及び畦間の中耕を行い、根傷み防止と生育促進を図ります。
2.融雪直後の野菜類は、土の汚れや過湿条件などで、低温性の病害発生に結びつくことがあるため、予防防除が重要です。
3.融雪後、圃場条件(排水、地温上昇)が良くなり、新葉(芽)が伸び始めたら早めに追肥を施し、根の健全化と生育の促進を図ります。イチゴは多肥に弱いので、開花頃からの液肥などで追肥をします。

グリーンピース

 草丈が10〜15p頃に支柱を立て、株が地面を這わないようにします。茎葉の伸長期になれば追肥(NK808)で、1aあたり2sを施し、以後15〜20日ごとに同量を追肥します。

 図ー2の1.が霜害にあったときは、2.3.の中で健全な芽を残します。間引きは、茎葉が伸び始めた頃、健全な株を1mあたりに分枝が10〜13本になるよう間引き・整枝します。

図ー2

オリナ

 追肥は、雪解け直後と4月上中旬にNK808で1aあたり2sを株周辺に施します。連作や水はけの悪い圃場では、病害が発生しやすいので排水対策と予防防除を行います。

タマネギ

 融雪後排水を図り、追肥は早めに施し、肥切れさせないよう管理し、圃場が乾いた場合は潅水します。最終の追肥は、遅くとも収穫の30〜40日前とし、特に、貯蔵用は早めに終了します。

イチゴ

 融雪後、地温が上昇してくると、根の活動が始まり、花の充実が進むので、乾燥に注意し潅水を行ないます。1回目の追肥は、開花期に小粒固型555で1aあたり3s、2回目は収穫始頃に、1aあたり4sを全面に施します。イチゴは、乾燥と多肥を嫌うので、潅水による液肥の施用が効果的です。液肥2号などで開花時から果実肥大期に、1aあたり5s前後を数回に分け施します。外葉の古葉の除去は、開花が始まる頃までに取り除き、株元を清潔に保ちます。

 
(JAひだ営農指導部)
 
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